男は8日午前2時頃市内を歩いていたところ、走ってきた自動車に危うくはねられそうになる。そのことに腹を立てると、信号で停車中の車を発見。「お前俺を轢きそうになったやろ」などと因縁をつけ、ドアを蹴っ飛ばした。
車に轢かれそうになったことについては、確かに「怒りたくなる」ことではあるが、停車している自動車に向かい運転手に因縁をつけ、蹴りを入れようとするとはかなり大人気なく、反社会的行為といわざるをえない。もちろん、腹が立つ気持ちはわかるのだが…。
ところがこの話にはオチがある。蹴った車は、自分を轢こうとした車ではなく、北九州市警機動警察隊の覆面パトカーだったのだ。当然、車の中には警察官が乗っており、取り押さえられた挙げ句、器物損壊容疑で逮捕されることになった。
この間抜けなニュースに、ネットユーザーは総ツッコミ。「ドリフのコントでも成立しそう」「どうやったら轢きそうになった車を間違うのか」「笑いの才能が舞い降りたのでは」等々。
一方で、「やっぱり北九州は怖い」「文句言って車を蹴ろうとする発想が異常すぎる」など怖がる声や、「警察ではなく反社会的勢力だったら消されてた」「逮捕で済んでよかったかも。ボコボコにされてもおかしくない」という声もあった。
ネットユーザーの言うように、蹴った車の中に反社会的勢力や暴力的な人間がいた場合、逮捕された人間は最悪死んでいた可能性すらある。ある意味警察官で良かったのかもしれない。