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天然ボケキャラで再び輝く森脇健児

 90年代、彼は芸能界を席巻した。2000年代、彼をテレビで見ることがなくなった。森脇健児。元陸上部の脚力を生かして、独立地方局でオンエア中の“走る男”シリーズに出演しているものの、近年、彼を全国ネットで見るのはTBS系『オールスター感謝祭』だけとなっていた。しかし昨年、まさかまさかのスマッシュヒットだ。

 高校生のとき、現在も籍を置く松竹芸能のオーディションに合格。ほどなくして、本拠地の関西でダウンタウンの人気が爆発し、“吉本のダウンタウン、松竹のモリワキ”と呼ばれるほど、アイドル人気を二分した。

 東京へ進出後は、無名だったSMAPとバラエティ番組『夢がMORI MORI』(フジテレビ系)で共演。プライベートでも親睦も深めるかたちで、SMAPから厚い信頼を得た。月9ドラマで主役、歌手デビュー、コンサート、CM出演など、スター街道をばく進したが、徐々に仕事が減少。およそ15年前、活動拠点を再び関西に戻し、高校時代の同級生と結婚。地元の京都に一軒家を建て、ふたりの子どものお父さんである。

 「森脇さんに救われた」。彼と親しかった芸能人は、誰もが声をそろえる。たとえば、事務所の後輩にあたる安田大サーカス・安田団長。知名度を欠いた最近の森脇をあえてマネることで、イタイ芸人に仕立て上げた。同じくTKOは、おもしろ実話を話しまくった。さらに、SMAP・中居正広は自分の番組に招き、笑いものにした。そうしてイジられることで、森脇は再び輝きを取り戻した。

 今年は芸歴30周年のメモリアルイヤー。アイドル人気だけで売っていたころはひた隠しにしていた天然ボケという素顔を、アラフィフになった今さらけだしたことによって、新たな扉が開かれた。その昔、有吉弘行が成し遂げた“二発屋芸人”というカテゴリー。今、その枠に収まりそうなのが森脇。伸びしろは、まだある。(伊藤由華)

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