「キングオブコント2014」の本番当日、極度の緊張に見舞われたツッコミの長谷川忍は、「結構記憶ないですね。本当に相方以外見れてないですね。全く余裕なかったんで…。10年の芸歴の中で一番緊張しましたね。人生初ぐらい。逆に2回目の決勝は、打って変わって死ぬほどリラックスしてました」と振り返った。一方、ボケのじろうは「僕は逆に全然緊張していなくて」とあっけらかん。コンビで対照的だったようだ。
優勝賞金1000万円はまだ贈呈されていないが、その使い道を聞くと、長谷川は「結構高いベッドと高級なお箸や食器を購入したい。箸だと5万円ぐらいするヤツです。それでコンビニ弁当食べたら相当おいしいだろうなって」と妄想。じろうは「僕はパチンコによく行ってて、一緒にくすぶっていた連中が沢山いるんで、そいつらに好きなだけパチンコ打たしてやりたい」とクズ発言。すかさず、長谷川から「ダメじゃんその使い方…」とツッコまれていた。
仕事量に関しては、優勝後にそこまで増えないと予想していたが、年末年始はやはり忙しかったようで、長谷川は「なんか一生分出ちゃったんじゃねえかなっていう。本当に1日に3つ出演していたこともあったぐらい。何か芸能人してるなって…そこは」と優勝効果を実感したという。当然、給料アップも期待しており、「1月はね。正直、10月、11月はそんな変わらず。ほんのり上がったぐらいだったんで」と明かした。
今年の目標について、長谷川は「レギュラー番組を持ちたい。『アドマチック天国』が好きなんですよ。峰竜太さんと山田五郎さんのポジションは獲れないんですけど、他のポジションなら上手にできると思います。下町の安いお店で、浅草橋とか上野とか大衆系の特集をしてもらうと助かります」とPRした。じろうは「とりあえず、去年より面白くなるっていうこと」とストイック。また、関西外国語大学卒業の経歴を持っているため、「NHKの教育テレビの語学番組の枠が欲しい」とアピールした。
「キングオブコント2014」で優勝して以降、バラエティ番組で様々な芸能人と共演しているシソンヌ。その中で一番印象に残っている芸能人を長谷川は「1回しかご一緒してないんですけど、KABA.ちゃんさん」と衝撃告白。「お話とか、すごくお上手だなって。言葉悪いですけど、やっぱりただのオカマだから出てるんじゃないんだなって思いました」と理由を説明。日本テレビ「ナカイの窓」では女優の能年玲奈と共演しているが、「能年さんも美人でした。でも、KABA.ちゃんさんの喋りの方が印象に残ってますね」と譲らなかった。
「本当に誰が優勝してもおかしくなかった」と長谷川も認める「キングオブコント2014」は、現在DVDが発売中。オンエアでは映されなかった舞台裏の映像が収められており、見所となっている。じろうは「舞台裏では各芸人さんにずっとディレクターさんがついていて、ずっとカメラ回してるんですよ。ネタ中のダウンタウンさんの表情とか入ってますし、笑ってるところとか。だから、どの芸人で笑っているかとかもわかると思います。そういった放送されなかった部分が魅力です」とPRした。
【プロフィール】
シソンヌ…2005年結成/東京NSC11期生
長谷川忍(右)…1978年8月6日生まれ/静岡県/出身/ツッコミ担当
じろう(左)…1978年7月14日生まれ/青森県出身/ボケ担当
【DVD】
2枚組「キングオブコント2014」3,800円+税、絶賛発売中!
決勝戦映像+特典映像+準決勝42組のコントも収録!