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千葉大生殺害放火事件で急展開

 千葉県松戸市の千葉大4年荻野友花里さん(21)が自宅マンションで10月に殺害され自室が放火された事件で、千葉県警が別の事件で逮捕した男が荻野さんの殺害に関与した疑いがあることが30日までの捜査関係者への取材で分かった。けさ30日の毎日新聞によると、男は別の女性宅侵入事件で逮捕された40代で「ATM画像は自分」と認めているという。被害女性を“ストッキング緊縛”するなど手口が酷似しているとの見方もできる。千葉県警松戸署捜査本部は関与について慎重に調べている。

 男は11月中旬、同県警佐倉署管内で発生した事件に関与した疑いで逮捕された。毎日新聞によると、男の関与が疑われている事件では、女性宅に侵入。女性を脅迫してストッキングで縛り、聞き出した暗証番号で近くのATMから現金を引き出したという。
 荻野さんの事件では、焼け跡から発見された遺体には複数の刺し傷があったほか、首にはストッキングとみられる繊維が採収されている。共通点として、いずれも女性を狙っているほか“ストッキング緊縛”と“ATM引き出し”の手口が挙げられる。

 男によく似た人物が現金を下ろすところがJR松戸駅近くのATMの防犯カメラに写っていたのは放火前日の10月21日午後。青いデニムふう上着に野球帽をかぶった男がややうつむきかげんに2万円を引き出す場面が記録されていた。計4カ所のATMを回っている。
 県警は別事件で逮捕して拘置中のこの男と「ATMの男」の特徴が酷似しているとして、荻野さんの殺害についても慎重に調べる。けさの毎日新聞は、男がATM画像を自分と認めているとして1面トップで報じた。果たして同一人物か。
 捜査本部によると、荻野さんは10月20日夜、知人宅で確認されたのを最後に連絡が取れなくなり、22日夜にマンションの自室が全焼。焼け跡のベッド上で、首や胸などを刺されて殺害されているのを発見された。
 死因は刃物で胸を複数回刺されたことによる出血性ショックで、刺し傷は深いもので約11センチと、心臓付近まで達していた。

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