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よしもと解雇の芸人がオフィス北野入り、たけしの「振り子理論」とは

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北見寛明

 元ベイビーギャングの北見寛明の現在が話題だ。北見はコンビでよしもとクリエイティブエージェンシーに所属していたが、無免許運転で有罪判決を受け、執行猶予期間中に免許を再取得せず、同じ罪を犯し再逮捕されている。これを受けよしもとは北見を解雇し、コンビも解散となった。

 だが、2018年3月にビートたけしから誘われる形でオフィス北野入りを果たす。その後に、たけしの独立騒動が起きたため、北見は最後のたけし軍団メンバーとなった。たけしの新事務所T.Nゴンに所属する話もある。北見は元ヤンであり素行の悪さは折り紙付き。なぜこのような人間にたけしは声をかけたのか。

 「ビートたけしは、これまでも一貫して問題のある人間を引き取ってきたといえます。明治大学の替え玉騒動で渦中にあったなべやかんの軍団入りはよく知られていますし、そのほか、不倫騒動で干されていたアナウンサーの山本モナ、覚せい剤で逮捕された小向美奈子を自身の番組に起用するなど目をかけてきました。問題を起こした人間に、自身の庇護の元で再起のチャンスを与えているのです」(芸能ライター)

 これには、たけしが持論として持つ「振り子の理論」がある。振り子が左右に揺れるように対称的なものが、その人間に同じだけの価値があるもの。たけし自身のお笑い芸人と映画監督の使い分けなどまさにそれであろう。

 「もともとたけし軍団は武闘派の人間が多いといえます。つまみ枝豆は一時期右翼団体の構成員で総会屋として暴れまわっていました。ガンビーノ小林は暴走族の総長出身です。ほかにもたけしのもとには危険な人物が多く出入りしており、弟子たちと海外へ行こうとしたら、犯罪歴があるため入国不可となったといった話があるほどです」(前出・同)

 とことん悪かった奴ほど、良い方向にも振れる「振り子の理論」がそこにはある。それゆえにたけしは北見に声をかけたのかもしれない。

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