サスケ氏は03年4月の県議選で同選挙区に無所属で立候補し、トップ当選。覆面を脱ぐ脱がないで、議会でも議論されるなど、一躍、全国的なニュースとなったが、最終的には覆面着用での登院が容認された。今回も当選した場合、覆面は脱がないとしている。
07年4月には県議を辞職し、岩手県知事選に出馬したが、達増拓也氏に大敗。落選後はプロレス活動に専念していた。当選すれば、4年5カ月ぶりの県議への復帰となる。
議員辞職後は09年2月にJR常磐線の電車にマスク姿で乗車していた際、乗客の男性が本人に無断で携帯電話で写真を撮ろうとしたところ、怒ったサスケ氏が男性に暴行を加えたとして逮捕された。その後も、マスク職人から覆面制作費の支払い請求(和解)や、債権回収会社から住宅ローンの請求を求める提訴を受けたりで、ここ最近はトラブルが絶えなかった。
当選した折りには、岩手県民の範となるような行動を望みたいものだ。
(落合一郎)