昨年末まではTBSドラマ『半沢直樹』の「倍返し」、年が明けた最近ではソフトバンクのCMで「ランドセル」…と相変わらずキャラクターの濃さを十二分に発揮している。
そんな堺だが、彼がブレークし始めたのは今から約2〜3年前。NHKドラマ『塚原卜伝』(11年)で主演を演じてからと言っても過言では無い。それまでは、「ドラマ・映画の出演は多かったモノの、今ひとつパッとしなかった」というのが芸能関係者の見解だ。
「芝居の評価は高かったのですが、舞台役者としての宿命なのか“演技が大きい”。歌舞伎俳優や舞台出身の筧利夫、竹中直人の様な“暑苦しさ”があり、テレビや映像では映えないのです。その辺りが“いい素質を持っているのに生かせていない”と関係者が思っていたところでしょう」(前出・芸能関係者)
それが『塚原卜伝』出演後、徐々に風向きが変わり、昨年女優・菅野美穂と結婚してからは一気に上昇カーブを描く。塚原&菅野の「運気」が堺の身体に乗り移った様にも感じられた。
というのもスピリチュアル分野に詳しいフリーラーター・福島志野さんによれば菅野には、「神秘的な力を感じる」と評判。事実、菅野との結婚後、堺の大ブレークは特筆すべきものがある。単なる「あげまん」では済まされない「力」が宿っていると考えるのは自然の成り行きだろう。
さらに、もうひとつ堺の運を引き寄せているのが前述のドラマ『塚原卜伝』だ。
前出・福島さんは次の様に語る。「日本を代表する剣豪・塚原卜伝は、何と日本を代表する打者・イチローの守護霊であるとウワサされていますが、塚原卜伝は、イチローと同様に修行者のごとく努力に打ち込む堺の一生懸命さに感動し、今、彼の俳優としての活動をバックアップしていると考えていいですね。『塚原卜伝』のドラマを演じたことが、その後の『半沢直樹』『SoftBank』に繋がっているのです」
最愛の伴侶が所持する「神秘的な力」に「イチローの守護霊が後方支援」する「無限大」のパワー。どうやら堺はブレークするべくしてブレークしたのかもしれない。
まさか堺本人もここまで自身が爆発するとは思っていなかった事だろう。本人に今の正直な意見、感想を聞いてきたいところだが、如何せん、取材嫌い。これは愛妻・菅野にも言える事だが、特定の媒体以外は取材を受けないスタンスを貫いている様だ。
そこで、「寡黙」の堺に変わり、彼の守護霊が今の心境を吐露しているという書籍『堺雅人の守護霊が語る「人気絶頂男の秘密」』(幸福の科学出版刊)に注目した。同書では堺が滅多に語られる事がない「菅野美穂」や「近況」について「全てを饒舌」に語っている。
《(菅野美穂について)いや、「あげまん」だったと言えば、彼女は喜ぶとは思う。まあ、そんなに、家で演技指導を受けてるわけではないんだけども、やっぱり「釣り合わないと言われるのは嫌だ」っていう感じはあるわなあ》
《(近況について)「視聴率」とか、「人気が出た」とかっていうのは結果論なんで、最初から意図してそうなったとは、必ずしも言えないんだよね。何でだろうねえ。(中略)だから、ま、やっぱり、「男の意地」みたいなのが、ちょっとあったのかなあ…》
普段は垣間見ることすら出来ない堺の本音。人気絶頂を支えていたのは塚原卜伝と菅野美穂だった事が判明? した今、堺はこれ以上ない「援軍」を引き連れ、「芸能界」という戦地で今後も大暴れしそうだ。