自身初めてとなる1日2試合をこなしても鬥嘩裟は疲れしらずだった。準決勝は同級6位の三好純を判定3-0で撃破。同級1位の薩摩サザ波の首相撲に苦戦した決勝でも、無尽蔵のスタミナで動き回り、得意の前蹴りで勝機を見い出した。
残り30秒、割れんばかりの大「ツカサ」コールを背に躍動。渾身の右ストレートで追い込み、見事判定2-0で最年少王者の座に就いた。試合後は「うれしい気持ちでいっぱいです」と喜びに浸りつつも、すぐさまK-1お抱えの同世代のスターHIROYAに「近い未来やると思いますが、絶対負けません。勝つ自信はあります」と挑戦状を叩きつけた。
HIROYAといえば次戦は大みそか「Dynamite!」への参戦が濃厚とされている。それだけに大みそか決戦の可能性もあるワケだが、鬥嘩裟も出撃意欲はマンマン。最強の15歳との頂上決戦について「やります」とキッパリ即答してみせた。
栄冠を手中に収め、正々堂々HIROYAにケンカ状を叩きつけた鬥嘩裟。もしKのリングからオファーがあれば、HIROYAとの15歳最強決定戦もグッと現実味を帯びてくるだけに、今後の展開に注目だ。