同世代の女優・香椎由宇とかと集まって飲んでる事を「沢尻会」と言われ、誰が言ったか“エリカ様”という、半ば小馬鹿にしたあだ名がついてしまった沢尻エリカ。問題の映画『クローズド・ノート』公開前までは、そりゃ一生懸命に映画のPRに奔走していた記憶がある。沢尻は、その時マスコミで「めんどうくさい子」というイメージがついていて、それを払拭するかのように、V6の番組で外食ロケしたり、中山秀ちゃんの番組で意地悪な女子アナの質問を笑顔でかわしたり、キライなインタビューに答えたり、とにかく主演した『クローズド・ノート』がヒットするために頑張ってたわ。チャッピーは全部(TVで)見てたから知ってるわよ。で、やっと公開! って日になって、いざ映画の『クローズド・ノート』に注目が集まると、ネットや雑誌は一斉に沢尻じゃなくて、産後復帰した竹内結子に注目しだした。これってヒドイんじゃない?
「下妻物語」で土屋アンナより→深キョン。「ヤッターマン」で福田沙紀よりも→深キョン。みたいな、大人の事情の“ヒロイン潰し”が行われる映画界(深キョン関係ないけど)。チャッピーはこの時、何かそういうやりきれない芸能界の現実みたいなものを感じたのね。決して、竹内さんや、他の共演者がこの映画のPRをサボってたワケでもないんだけど、前日までハリキってた沢尻的には「あたしばっかりコキ使われて何なのよ!」って気持ちはあったと思う。当日になって共演者と顔を合わせたら、ものすごい腹がたったんじゃないかしら。なんか限界ギリギリまで無理して笑顔作っちゃてたものね。この子はきっと、普通にお愛想を振りまくのが、人の百倍ぐらい疲れる子なのよ。まあ言ってみれば自分の感情にウソがつけないのね。他人を演じる女優さんとしては、NGなのかもしれないけど。20才ぐらいの女子なら普通。何かおかしいと思ったら態度で示すのは、本当は当然な事なんだけど、今の若い子はわりと「おりこうさん」になりすぎている所があるから、沢尻は悪く言われた。この点ではチャッピーは若者らしい沢尻の味方だったわよ。
だけどその後、全身を「大人の事情」のヨロイで固めたようなハイパーなダンナ様とくっついて、彼女の“純粋さ”は失われたと思う。最初は“いい人”そうに見えたけど、海外から訴訟してみたり、今回の「6カ条の同意書」だとか、いろいろ分かってくるとあんまり沢尻エリカにとってプラスになっているとも思えないご主人。ファッションその他の奇抜な芸術的センスは、エリカ様は彼と結婚する前から備わってたしね。
今回もとにかく笑顔をふりまき、支援してくれるエステの人たちの為に頑張っちゃってる沢尻エリカ。またパチンと弾ける日がくるかもしれないから、あんまり無理しないでほしい。「6カ条の同意書」で嫌われた分、それこそマスコミの格好の餌食になっちゃうわ。(チャッピー)