大田泰示のソロホームラン(1回表)や、中田翔の2ランホームラン(3回表)などにより、3回終了時までに5点を奪った日本ハム。カード勝ち越しへ向け、この時点では視界は良好かのように思われた。ただ、その後の野手陣は1本しか安打を放てず、これ以上の援護はできなかった。
一方、リードをもらった投手陣もその後じわりじわりと楽天に詰め寄られ、6回裏のアマダーのソロホームランで遂にスコアは同点に。その後8回裏に田中和基のタイムリーで逆転された日本ハムはこれを覆せず、みすみす勝ち越しを逃す形になってしまった。
試合中にエラーを3個記録するなど、守備面にも不安が残る試合となった今回の日本ハム。チームの敗戦を受け、ネット上には「さすがにエラーが多すぎたね」、「投手陣も野手陣もピリッとせんな」、「負けたことは仕方ない。火曜からまた頑張って」といった叱咤激励の声が多く寄せられている。
一方、こうした声の中には「日曜しばらく勝ってなくない?」、「またスポーツニュースが見れない…」、「ほんと日曜は勝てんな」といった内容も。今回の敗戦で、チームは6月の日曜4試合“全敗”となってしまったことがこうした声の理由であるようだ。
シーズン全体で見ても日曜日の試合は4勝9敗と、なかなかの苦戦を強いられている今季の日本ハム。ちなみに、これはパ・リーグワースト(両リーグワーストは阪神の3勝9敗)の成績で、他5球団は楽天(5勝8敗)を除く全ての球団が勝ち越している。
もちろん、日曜の試合だけでシーズンの全てが決まるという訳ではない。ただ、せっかくの休日である日曜に勝てないというのは、球場の集客やファンの満足度といったことを考えると痛い部分もあるだろう。今後の日曜日では、チームに大いなる“実入り”をもたらす戦いを期待したいところだ。
文 / 柴田雅人