発表会にはその高橋、森永も出席。イベント後に囲み会見も行われたが、報道陣はこの西川のプロジェクトにどこか訝しげ。1日に会社の登記を行ったと発表されたため、「エイプリルフールのネタ」と疑う記者もチラホラ。会見早々、「いやあ、壮絶などっきりですね」との声も飛んだが、西川のほうは「いやいや、大まじめにやらせて頂いているんですけど」と憤慨。「確かにエイプリルフールと絡んでご迷惑をおかけしましたけど、本気でやらせてもらっています。僕自身がT.M.の20年のノウハウをオープンソース化して、皆さんの活性化に使ってもらえたらという気持ちなんです」と改めて本プロジェクトに意気込み。西川はこの会社を軸に、当面は出身地である滋賀県の活性化などに協力していくつもりだという。
高橋の採用については「これまで5、6年一緒に仕事をさせてもらっていたので、その人柄の良さを買って」と採用を決めたといい、「これだけ素晴らしい方に集まっていただいたし、今後は社員も募集する予定なので、僕ら自身これを使って人や社会や日本にも元気になってもらいたい」としみじみ。AKB48の卒業を控える高橋には「卒業のプレゼント」も考えているといい、「その日は彼女の誕生日でもありますから、これから会社で使っていただけるものとかを考えています」と笑顔。「たかみなさんみたいな強力な方がそばにいてくださると助かります」と期待を寄せた。
高橋のほうは「まさかこのような形で特別顧問で迎えていただけるとは」と西川に感謝しきり。「グループから卒業のタイミングでこうしてオファーをいただけたのは嬉しい。お世話になった大先輩なので、お力になりたいです。“たか(高橋)もり(森永)”と頑張ります」と力強くコメント。森永のほうも「個人的な目標は中高の学校の制服をすべて『ホットリミット』の衣装に変えること。これだけでも全然日本は元気になると思います」と笑顔を見せていた。(取材・文:名鹿祥史)