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バラバラ遺体で発見の女性、男3人との奇妙な同棲生活と謎の貼り紙とは…【未解決事件ファイル】

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 2008年7月11日、千葉港で首と手足が切断された女性の遺体が発見された。被害者は当時30歳の女性Aさん(仮名)。彼女について警察が捜査を進めて行くうちに判明したのは、Aさんの奇妙な私生活だった。男性3人との謎の同居生活、頻繁に家に招き入れていた外部の男性など、多くの謎を残したまま、2019年6月現在も事件は解決に至っていない。

 「海に体のようなものが浮かんでいる」と釣りをしていた男性が警察に通報し、切断された女性の胴体が発見された。県警のダイバーが周囲を捜索したところ、更に両足を発見する事態に。DNA鑑定の結果、遺体はAさんであることが判明したという。

 一体、Aさんの身に何が起きたのか。警察の捜査で、生前Aさんは千葉市の賃貸アパートで男性3人と同居生活を送っていた事が分かったという。Aさんらは閑静な住宅街にある2階建てアパートに住み、家賃月約5万円で間取りは3DKだったようだ。同居男性はいずれも50〜60代で、派遣労働などに従事していたという。男性3人のうちAさんの「知人」といえるのは1人だけで、他の2人は部屋をシェアするだけの知り合いともいえない関係だったという。

 周辺住民の話によると、数年前には彼らの部屋の前に「解体工・大工募集」との貼り紙があったことから、建築関係の事務所ではないかと思っていたという。また、化粧バッグを持ったAさんが朝9時頃同居男性の車に乗り込んで出かけ、夜11時頃に帰宅する姿を頻繁に見かけたとの証言も。それ以外にも、Aさんの部屋に複数の見知らぬ男性が出入りしており、異様な雰囲気を感じていたと周辺住民は話していたそうだ。

また、Aさんが20代半ばから度々家出を繰り返していた事も判明。2006年2月に一旦実家に連れ戻されたものの、再び行方不明になったという。その後、各地を転々とした後に、3人の男性と同居するに至ったと見られている。

 警察が同居男性に話を聞いたところ、7月2日からAさんの行方が分からなくなっていたと話した。同男性によると、その日、同居男性の1人が運転する車でAさんは千葉市の街中に向かい、彼女が1人で降車する所までは運転していた男性が確認したとのこと。また、「千葉港で女性の遺体が発見されたニュースは知っていたが、報道された足のサイズがAさんのものと異なったため別人だと思った」とも話したそうだ。その後も警察は取り調べを進めたものの、同居男性3人の事件への関与は確認できなかった。

 事件から6か月後、Aさんと同居していた男性の1人が別件で逮捕された。当時15歳だった少女にテレクラで客を取らせ、男性客とわいせつな行為をさせたという。なお、Aさんがこの男性と仕事をしていたのかは定かではない。

 Aさんが最後に確認された7月2日、彼女は一体どこに向かったのだろうか。同居男性達とはどのような関係だったのか。

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