そんな同グループのオーディションでは、これまで名だたる芸能人が挑戦している。まずは、明石家さんまの娘であるIMALU。さんまが語るには、12歳から応募可能なオーディションでありながら、11歳で応募。ただ、すぐに、さんまと大竹しのぶの子であることが明らかになり、大竹しのぶが知ってしまう。大竹は、さんまへ「もし、オーディションに通ってしまったら、あなたから断ってね」と言われたとか。ただ、結局は断る前にオーディションは落選してしまったという。
タレントの木下優樹菜もオーディションを受けていた。最終選考の9人に残るも落選した。落選理由は「協調性のなさ」だったとか。この挫折がヤンキーの道へと走ったきっかけであると語っている。オーディションがきっかけで、この時に合格した高橋愛とは友達となり、オーディションの帰りに高橋にお金を借りて、その後、長く返していなかった話は有名だ。
同じアイドルグループのAKB48のメンバーも多く受験している。前回の総選挙で第3位であった柏木由紀、その柏木の同期で前回はじめて総選挙でランクインした田名部生来、他にも7期の佐藤すみれ、12期の平田梨奈、SKE48の古川愛李、NMB48の梅田彩佳、HKT48でセンターをつとめる田島芽瑠など。
変わり種としては、詳細は不明だがお笑いコンビ、南海キャンディーズのしずちゃん、珍獣ハンターとして活躍するイモトアヤコが受験したことを語っている。
現在はアイドル戦国時代と言われるほど、アイドル業界は盛況だが、かつては長い間、モーニング娘。の一強時代であった。若いタレント志望の女の子が芸能界を目指すのであれば、モーニング娘。のオーディションがもっとも身近な道に見えていたのかもしれない。そんな中で、芸能界での活躍を夢見て、オーディションに応募した合格者と落選者、最終的にどちらが芸能界で長く生き残れるか、彼女たちの戦いはまだ続いている。