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パラパラ漫画でブレイクの鉄拳「人生、諦めない方がいい」

 パラパラ漫画アーティストの鉄拳が19日、東京・新宿区の吉本興業本社で、YCC(よしもとクリエイティブカレッジ)の特別講義「鉄拳流クリエイティブ講座〜パラパラ漫画制作と発想法〜」を開設し、約260名の受講生を前に、パラパラ漫画の誕生秘話らを語り、受講生からの質問に応じた。

 YCCはエンターテインメント業界で活躍する放送作家、ディレクター、演出家らの養成所。2011年にパラパラ漫画『絆』『ツナガル』を、2012年に『振り子』を発表し話題の鉄拳は、東日本大震災後に『絆』を作ろうと思った経緯や、制作過程を紹介。「今後もパラパラ漫画を描いていきます。試行錯誤しながら、自分も挑戦中です。今後もいろいろ描いていくので、よかったら見てください」と、メッセージを送った。

 講義終了後、囲み取材に応じた鉄拳は、当初は、『絆』発表後、お笑いの活動をやめ、田舎に帰って「何でもいいから田舎の仕事をやろうと思っていました」と明かした。関係者にはすでに、『絆』発表後にお笑いの仕事をやめる話はしてあったという。しかし、『絆』の大反響で状況が一転。現在は、NHKをはじめパラパラ漫画の依頼が殺到し、1か月1本ペースのPV製作も合わせ、9月まではスケジュールが仕事で埋まっていることを紹介。「何があるかわからないので、人生、諦めない方がいいなと思いました」と語った。(中村道彦)

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