この日は、出版記念イベントだったが、大勢の報道陣が詰めかけた。山ちゃんも、冒頭から、「ありがたいことに、僕が本を出版するということで…、皆様、芹那さんの件ですか?」と笑いを取りつつも、自分から芹那の話題を切り出した。
ことの発端は、ラジオ番組の企画で掛かってきた電話だったという。電話で「おぎやはぎ」の矢作から「山ちゃん、芹那嫌いなんでしょ?」と問い掛けられ、「『いや、嫌いじゃない、ちょっと苦手だなと思う』と言っちゃったんです」とのこと。しかし、「実際問題、(矢作からの質問が)なかったら言うの? ということになりますけど、思い当たることが…」と意味深発言。「ただ、ショッキングなのはね、ある晩、家に帰ったときにテレビをつけたんです、たまたま。そうしたら、芹那さんが信じられないくらい僕の悪口を言っていたんです。うそって言うくらい」とポロリ。「そこから、苦手意識があった中での矢作さんの件で、ああいう形になってしまいました」と胸の内を明かした。「いい方だと思っていたのが、すごく嫌われていたことがショックだった」という。
ただ、レポーターから、「うまいですね。出版イベントの前に話題を作るなんて」と突っ込まれた山ちゃん。「やめてよ、炎上商法ここに極まりとか」「狙ったみたいじゃないですか。違いますよ。ハプニングですよ」と力説するも、次に本を刊行するとしたら題名は? と問われると、「『炎上の使い方、教えます』」とジョークを交えてにやり。大勢の報道陣に囲まれ、カメラのフラッシュを大量にたかれた山ちゃんは、頭を下げる謝罪のしぐさをリクエストされるたびに気さくに答え、最後は、「あ〜、仲直りしたいんですけどね」と言い残し、会見場から去って行った。(竹内みちまろ)