3度のメシより走るのが好きといわれるQちゃんは、びしょ濡れになりながらも笑顔でフィニッシュ。「あいにくの雨でしたが、雨だからこそみなさんと一体になって走れた。いい思い出になったと思う。とても気持ちよかった」とやたらハイテンションだった。
五輪招致活動でのQちゃんの起用をめぐっては、昨年10月末に石原都知事がラブコール。東京オリンピック・パラリンピック招致委員会によると、本人もかねて協力したいとの意向があったという。4月のIOC評価委員会の視察に立ち会い、知事から招致応援ランナーの委嘱を受けた。
今回は引退後のQちゃんと一緒に走って五輪招致を盛り上げる初のイベントで、来月12日には駒沢オリンピック公園で第2回が予定されている。
さて、いくら招致のためとはいえ、これまでマラソン一筋でお年頃を迎えたQちゃんだけにイベントラッシュが“婚活”の妨げになるのだけは避けたいところ。
本紙の直撃にQちゃんは「婚期が遅れる? えっ、なんで? 今はイベントを楽しくやらせてもらっているので、それどころじゃないですね」と笑い飛ばした。結婚の予定はないという。
この日のコースは、国立霞ヶ丘競技場から晴海の新スタジアム予定地までの約10キロ。都心を10区間に分け、各区間を推定競争率10倍以上で作文選抜された市民ランナーがリレーし、スキー・ノルディック複合の荻原次晴さん、サッカーの松木安太郎さんらゲストランナーも加わった。Qちゃんは全区間を完走。