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【週刊テレビ時評】塩谷瞬効果で中居の「金スマ」好視聴率! 春の新ドラマは1ケタ台続出!

 先週もワイドショーの主役はモデル・冨永愛、料理研究家・園山真希絵との二股交際騒動を起こした俳優・塩谷瞬だった。

 それをうまく取り込んだのが、5月11日放送のTBS系列「中居正広の金曜日のスマたちへ」(金曜日午後7時56分〜9時48分)2時間スペシャル。同番組には当事者の園山が出演し、視聴率(以下、ビデオリサーチ調べ、関東地区)は14.6%と高い数字を示した。前週(4日)は12.4%で、2.2ポイントアップ。まさしく、“塩谷効果”そのものといえた。

 春の新ドラマは、大野智主演「鍵のかかった部屋」(フジテレビ系列=月曜日午後9時〜)第4話(7日)=15.5%、草なぎ剛主演の「37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜」(フジテレビ系列=火曜日午後10時〜)第5話(8日)=13.6%、相葉雅紀主演「三毛猫ホームズの推理」(日本テレビ系列=土曜日午後9時〜)第5話(12日)=12.9%、中居正広主演「ATARU」(TBS系列=日曜日午後9時〜)第5話(13日)=14.5%の4作が、依然高い数字を獲っている。

 その一方で、1ケタ台に低迷するドラマも多く、第8話での打ち切りが決まったオダギリジョー主演「ドラマチックサンデー〜家族のうた」(フジテレビ系列=日曜日午後9時〜)第5話(13日)は3.3%と、前週(6日)の3.1%より、わずかばかりアップしたが、4週続けて3%台の体たらくだ。

 佐藤隆太主演「クレオパトラな女たち」(日本テレビ系列=水曜日午後10時〜)第4話(9日)=7.5%、錦戸亮主演「木曜ドラマ9〜パパドル!」(TBS系列=木曜日午後9時〜)第3話(10日)=8.1%、天海祐希主演「カエルの王女さま」(フジテレビ系列=木曜日午後10時〜)第5話(10日)=9.1%、竹野内豊主演「もう一度君に、プロポーズ」(TBS系列=金曜日午後10時〜)第4話(11日)=8.3%と1ケタ台低迷が続いている。

 また、観月ありさ主演「Answer〜警視庁検証捜査官」(テレビ朝日系列=水曜日午後9時〜)第4話(9日)は8.1%と2週連続1ケタ。かろうじて2ケタ台を保っていた武井咲主演「Wの悲劇」(テレビ朝日系列=木曜日午後9時〜)第3話(10日)は8.6%と、ついに1ケタ台に転落。このように、視聴率1ケタ台しか獲れない新ドラマが続出している状態だ。

 なお、第2部となって3話目(第19話=13日)となったNHK大河ドラマ「平清盛」(松山ケンイチ主演=日曜日午後8時〜)は14.7%と、第10話(3月11日)の14.7%以来、2カ月ぶりの14%台をマーク。こちらは、テコ入れ効果の気配も見えてきたようだ。
(坂本太郎)

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