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【週刊テレビ時評】沢尻&船越の「悪女について」は好視聴率ゲット

 先週、圧倒的な強さを見せたのは「日曜洋画劇場」(テレビ朝日系列)の枠内で放送された「相棒劇場版II 警視庁占拠!特命係の一番長い夜」(水谷豊主演=5月6日・日曜日午後9時〜11時19分)で、視聴率(以下、ビデオリサーチ調べ、関東地区)は19.1%を獲得した。

 前週(4月29日)の「相棒劇場版絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン」の15.3%を大きく上回り、改めて「相棒」人気の高さを示した。ただ、「洋画劇場」で邦画を流したことには、“反則”との声もあるが、GW特別版との解釈でよしとしよう。

 番組内容とは違う意味で注目を集めたのが、沢尻エリカと船越英一郎が主演を務めた単発ドラマ「悪女について」(TBS系列=4月30日・月曜日午後9時〜11時24分)。約5年ぶりのドラマ出演となった沢尻、そして、船越の妻・松井一代がブログで伝えた「家出騒動」。松井が仕掛けた番宣に、メディアが引っかかる格好となったが、これが、功を奏したのか、14.7%の好視聴率をゲットした。

 初回(4月15日)=19.9、第2回(同22日)=16.9%の好スタートから一転、第3回(同29日)では10.9%と急降下した中居正広(SMAP)主演の「ATARU」(TBS系列=日曜日午後9時〜)第4回(5月6日)は13.8%と持ち直した。裏の「相棒劇場版」が高い数字を獲っただけに、健闘したというべきか。「相棒劇場版」が放送されない次回は、その真価が問われそうだ。

 好視聴率をマークしていた大野智(嵐)主演の「鍵のかかった部屋」(フジテレビ系列=月曜日午後9時〜)第3回(4月30日)は14.4%。初回の18.3%、第2回=16.5%とジリ貧気味なのが気になるところ。

 草なぎ剛(SMAP)主演の「37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜」(フジテレビ系列=火曜日午後10時〜)第4回(5月1日)は13.6%だった。こちらは、初回=13.2%、第2回=13.1%、第3回=14.5%と多少の上下はあるものの、依然安定した数字を保っている。

 テレビ朝日が大きな期待を懸けていた武井咲主演の「Wの悲劇」(木曜日午後9時〜)第2回(5月3日)は10.0%で、初回(10.9%)を下回る低調ぶり。こちらは、今後大きなアップは見込めないかもしれない。

 記録的な低視聴率で話題を振りまいている、フジテレビ系列「ドラマチックサンデー〜家族のうた」(オダギリジョー主演/日曜日午後9時〜)第4回(5月6日)は3.1%で、さらに数字を落とした。前週に6.7%に終わった日本テレビ系列「クレオパトラな女たち」(佐藤隆太主演/水曜日午後10時〜)第3回(5月2日)は6.7%。同ドラマも浮上の気配はない。

 また、4月29日から第2部となり、テコ入れに入ったNHK大河ドラマ「平清盛」(松山ケンイチ主演)5月6日放送分は13.5%で、前週の13.9%からわずかながら落とした。

 なお、先週、15%を超える好視聴率を獲ったおもな番組は、テレビ朝日系列「お試しかっ!&中居正広の怪しい噂の集まる図書館合体3時間SP」(4月30日・月曜日)第1部(午後7時〜8時5分)=16.4%、第2部(午後8時5分〜9時48分)=15.8%。テレビ朝日系列「ロンドンハーツ&アメトーーク初のコラボSP」(5月1日火曜日・午後7時〜9時48分)=16.4%。テレビ朝日系列「土曜ワイド劇場・西村京太郎サスペンス鉄道捜査官(13)」(5月5日土曜日・午後9時〜10時51分)=15.3%。日本テレビ系列「世界の果てまでイッテQ!」(5月6日日曜日・午後7時58分〜8時54分)=15.1%。といったあたり。4月に4冠を獲得したテレビ朝日の変わらぬ強さが目立った。
(坂本太郎)

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