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中学校校長、修学旅行中に酒を飲み処分 「先輩教員も」同校で常態化の疑いも?

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 福岡県須恵町の教育委員会が、町内の中学校校長が昨年12月の修学旅行中に女性教諭と飲酒したとして、厳重注意処分していたことが判明。その処遇が賛否両論となっている。

 須恵町教育委員会によると、校長は昨年京都への修学旅行中、正午頃31歳の女性養護教諭と京都市伏見区の飲食店に繰り出し、「利き酒」をしていた。当時生徒たちは観光名所を回っており、他の教員は生徒の見守り役を務めていた。

 校長の飲酒については、今年4月福岡県の粕屋町立中学校の校長が同じように京都で飲酒し、停職6か月の処分を受ける事案が発生しているが、実はこの校長に酒の店を紹介したのが、須恵町の校長だったことも判明。また、粕屋町の事案が発生した際、須恵町教育委員会はこの事実を把握したが、福岡県教育委員会には報告していなかった。

 福岡県教育委員会は粕屋町の事案について、「信用失墜行為」「職務専念義務違反」として、6月6日付で停職6か月の懲戒処分に。そして、一緒に酒を飲んだ主幹教諭についても、減給10分の1(3か月)とした。今回の件についても、同様な処分を下すことが今後、見込まれる。

 読売新聞によると、校長は「生徒たちが帰ってくるまでに酒は抜けるので支障はないと思った」「先輩教員が飲むのを見ていた」などと話しており、修学旅行で校長が酒を飲むという行為が常態化していたものと見られている。

 この事案に、ネットユーザーからは「他の教員が働いているのに自分だけ酒を飲んでいるのは許せない」「校長という立場を利用して酒を飲んでいる。立場のある人間の行為ではない」と怒りの声が挙がる。

 一方で、「これくらいは許してもいいのではないか」「修学旅行中、教師は24時間業務をしていなければならないというのはおかしい」「酒を飲むのはまずいにしても、修学旅行中の教師の待遇については改善策を講じるべきだ」という声も上がった。

 他の教員が就業中ということを考えると、やはり飲酒行為は好ましくないように思える。しかし、修学旅行中の教諭たちに「自由がない」こともまた、問題と言わざるを得ない。時代に合った改善策が求められる。

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