「事件」があったのは番組の終わり。小倉が「さあ、今日からワールドカップが始まりましてね」と切り出し、フジテレビ系列で放送すると説明。そして、「今日はロシア対サウジアラビアが初戦でいよいよ始まります。サッカー好きの方はこれから一か月は眠れない夜ということ」と発言する。
続けて、山崎夕貴アナウンサーが「古市さんも見ましょうね」と一言。古市氏は「僕は見ないですけど…」とコメント。伊藤利尋アナウンサーから「見ましょうよ」とツッコミが入るなか、小倉は「嫌な奴だねえ」と顔をしかめた。
このやり取りに視聴者が反応。サッカーワールドカップに興味のない層から「古市よく言った」「興味がない人が見ないのは当然」「忖度しなかった古市は偉い」など、称賛の声が。
そして、「ワールドカップを見ない」と言い切った古市氏を「嫌な奴」とした小倉については、「同調圧力をかけるな」「見る、見ないは個人の自由ではないのか」「押し付けがましくて気分が悪い」と批判が殺到することになった。
古市氏と小倉は相撲協会の問題などでたびたび意見が対立しており、古市氏が「コメンテーターは小倉さんに忖度している」と発言し、小倉が露骨にムッっとしたことも。一部には「不仲説」もあるほど。今回も「意見の違い」が浮き彫りとなった。
嘘でも「ワールドカップを見ます」と言うこともできたであろう古市氏だが、同調圧力に屈せず「僕は見ない」と発言した姿勢は、ワールドカップに興味がない層から称賛されている。
ワールドカップを盛り上げようとすることは結構だが、「見ない」人に見ることを押し付ける行為は、不適切ととられても仕方がない。しかし、応援している人にも配慮して意見を伝えるべきだともいえる。