同舞台は13日に開幕したが、直前の11日、女優の鳳恵弥と牧野美千子が鈴木の“土下座強要”などを理由に降板したことをブログで明かし騒動になっていた。
13日の初日公演閉幕後、鈴木は報道陣の取材に応じ、土下座の強要などを否定。しかし、降板した2人の所属事務所社長がテレビ出演するなどして真っ向から反論。騒動は長期化・泥沼化するかと思いきや、事務所社長が一部スポーツ紙に対して、納得のいかないところも多いとしながらも、「はっきり言えば、私の中では収拾はついた」と騒動の終結を宣言していた。
「鈴木は初演出だったためかなりピリピリしていたようだ。本来ならば、プロデューサーの江頭美智留さんが鈴木のみならず、共演者のフォローもしなければならなかったが、鈴木の“ご機嫌取り”にかかりっきりになってしまったため今回のような“内紛”が露呈してしまった。宣伝にはなったが、結局、舞台の中身は何にも話題にならなかった」(演劇関係者)
各紙によると、鈴木は千秋楽のカーテンコールで騒動を謝罪。そのうえで、「『もうこりごりっすよ』なんて絶対言わない。自分の情熱がいろいろ誤解されちゃったけど、負けたくない」と、再び演出を手がけることを約束したという。
また、降板した2人はブログで騒動を謝罪。鳳は「これを学びとしまして、より一層の精進を致して参ります」。牧野は「まだまだ勉強しながらの人生後半戦、歩いて行くつもりです」とつづった。
「おそらく、江頭さんが降板した2人に対してそれなりの“誠意”を見せたため、2人の事務所社長が引き下がったのだろう。鈴木は今回の舞台で“悪評”が広がってしまっただけに、今後、演出舞台のオファーはなさそうだ」(同)
結局、双方“痛み分け”で終わったようだ。