インターネットの動画付きライブチャットで自らの下半身の映像を配信したとして、埼玉県警サイバー犯罪対策課と上尾署は2月9日、公然わいせつの疑いで、千葉県松戸市稔台の主婦・斎藤美沙容疑者(33)を逮捕した。
逮捕容疑は昨年7月7日午前9時45分頃、自分のわいせつ行為を自宅のウェブカメラで撮影、チャット上に配信し、裸の下半身を不特定多数に閲覧させた疑い。
県警によると、同容疑者は同年4月から配信を始め、約20回繰り返していた。同時に3000以上がアクセスしたこともあったという。同年7月初旬、県警に情報提供があり捜査していた。同容疑者は「裸をさらすことで多くの人に喜んでもらい、コメントをもらえるのがうれしかった」と供述している。
当該サイトは会員制で無料でも閲覧可能だが、一部有料で閲覧者からもらうポイントを換金できるシステムになっていた。同容疑者は「谷山みぃ」という名で配信をしており、「ライブチャットの女神みぃ様」と称されていたという。サイトのプロフィールによると、「谷山みぃ」は専業主婦で幼稚園に通う2人の女児の母となっている。
誰に迷惑をかけたわけでもないかもしれぬが、やはり日本の法律では下半身の露出はご法度。いくら、「裸をさらすことで多くの人に喜んでもらいたかった」と言っても、やり過ぎだったようだ。ご主人の心情を察すると、あまりにも忍びない事件である。
(蔵元英二)