この男は今年1月5日午後、飛田新地の料亭にはしごを使い侵入し、放火。約500平方メートルを全焼させた疑いで、5月9日に逮捕される。同料亭では、昨年2月10日にも火事があり、こちらについても、男の関与が指摘されていた。
6月6日になり、昨年2月の放火もこの男の犯行であることが判明。現住建造物等放火などの容疑で、再逮捕される。
そして男は動機について、警察の取り調べに対し「女性従業員に恋愛感情があり、従業員が『仕事がしんどい』と話していたため、店が火災になれば仕事が休めるだろうと思った」などと供述していることがわかった。
50を超えた男の淡い恋愛感情から生まれた凶悪事件に、ネットユーザーは「ありえない」「バカじゃないのか」とドン引きする人が続出。また、飛田新地では料亭を謳いながら実際は違うことが多いだけに、「モテない男が本気になってしまったケース」「迷惑客」「お金が必要になって新地で働いているのに仕事場を減らす迷惑なやつ」など、男に対する批判が相次いだ。
女性にしてみれば迷惑な話なのだろうが、男にとっては大真面目だった様子。しかし、「火事になれば休める」という発想は、あまりにも幼稚であり、店舗に火をつける行為は多くの人を生命の危険に追いやるもので、重罪である。
「火遊び」の償いは、きっちりと取ってもらう必要があるだろう。