「2年600万ドル(約6億8000万円)」という条件で、ダイヤモンドバックスに入団した平野。この契約に際し、「トレーナーの同行・給料保証」、「家族の往復航空券」をオプションとしてつけてもらったという。
また、ダイヤモンドバックスを選んだ理由については「お金は関係ない」と断言。「他にも高い年俸で獲得したいと言ってくれる球団もあったんですけど、ダイヤモンドバックスが最初から誘ってくれて」と、熱意が決め手であったことを明かした。
こうして迎えた昨年は75試合(日本人投手歴代最多)に登板し、「4勝3敗・3セーブ32ホールド・防御率2.44」と期待に応える好成績をマークした平野。ただ、同年に移籍した大谷翔平(エンゼルス)の存在もあり、残した数字に比べるとその注目度は低かった。
「そこまでできるとは、半分くらいの気持ち」と、シーズンの内容自体には充実感を滲ませた平野。一方、度々自身の話題が埋もれてしまったことに関しては「そういう星のもとに生まれたので」と“白旗”を揚げた。
この不遇の理由について、同じくゲストの高橋尚成氏(元巨人、メッツ他)は「ダイヤモンドバックスというチームも、ちょっと地味なんですよね。正直」と解説。その後、「平野選手だけじゃなくて、チームもそうだということをみなさんご理解ください」と一応のフォローを入れ、スタジオの笑いを誘っていた。
今回の放送を受けたネット上には、「トレーナーのことまで考えてるのはかっこいい」、「大谷も凄いけど、平野も負けないくらい凄いから!」、といった声が寄せられている。また、中には「ジャンクで取り上げてもらえてほんとに良かった」、「平野さんにスポットが当たってて嬉しい」と、出演自体を喜ぶコメントも見られた。
文 / 柴田雅人