医師と患者の関係をよりよくするために使われ始めた言葉ですが、正しく理解してもらいたいあまり、治療の危険性などを詳しく説明し、かえって不安にさせるということもあります。治療方法についてもいろいろ説明して「どの治療法を選択されますか?」と患者さんに決めさせることもあります。そんなこと聞かれてきちんと判断できる患者さんは少ないと思いますが、医師側は何かトラブルがあったときのためにも聞いておきたいのです。
患者さんがそんな質問をされて判断できないときに有効な言葉があります。それは「先生ご自身、あるいはご家族が患者さんだったらどうされますか?」と聞いてみることです。本音が聞けると思いますよ。