今年の佐藤は落車続きで調子を狂わせている。今回は同県の渡辺一成、金沢竜二と、がんがん先行してくれる目標に恵まれている。天下一品の先行まくりを見せる渡辺のマークが取れれば番手からの佐藤の差しは活きるはずだ。
今年の佐藤は28戦しかレース参加していない。去年は68戦して4573万の賞金を獲得した。今年は1890万しか稼いでいない。それほど落車が多い。その後遺症がどの程度残っているか不安はあるが、体調さえ戻っていれば、ハコ回りからの差しはやはり捨てがたい。
防府は33バンクだけに渡辺、金沢の仕掛けは早いはず。佐藤の追い込みも結構決まるのではなかろうか。これまでの成績からみて、まるで人気にならない佐藤こそ狙い目だろう。北日本には有坂直樹(秋田)もいるが、福島ラインの後ろは佐藤が前回りそう。
佐藤から有坂の2着、抜け目まで、押さえておきたいもの。かつてはまくりも打った佐藤。最悪の年だったが、最終戦で一応のけじめをつけてくれるだろう。