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書評「トライアングル」新津きよみ著、角川書店

 江口洋介、広末涼子、稲垣吾郎、相武紗季ほか超豪華キャストを集めて、フジテレビ系列で1月から放映中の同名ドラマの原作。

 主人公の郷田亮二は10歳の時に初恋の少女、葛城佐智絵が誘拐され殺される残虐な事件にあう。15年後、事件が未解決のまま時効を迎えたのをきっかけに、亮二は医師を辞めてまで刑事になる道を選んだ。そんな亮二の前に、20年前に殺されたはずの少女そっくりの美女が現れ、葛城佐智絵と名乗った。

 心理描写を書かせたら一級品の著者が、過去と現在が複雑に絡み合う濃厚なミステリーを描く。予想外の大展開こそないものの、ページをめくる手は止まらない。ドラマの方はかなりリメイクした内容になったが、はたしてこの秀作をこえられるか。(税別1400円)

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