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嵐とブレイク中の若手俳優をつないでいた不思議な縁

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志尊淳

 NHK朝の連続テレビ小説『半分、青い』(今年上半期)の出演を機に、今年のブレイク俳優と呼ばれるようになった志尊淳。若手イケメン俳優の登竜門といえる舞台『ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン』で芸能界デビューして、今年は念願の朝ドラ、写真集出版、主演ドラマ、主演映画『劇場版 ドルメンX』と『走れ!T校バスケット部』などで、幅広い役柄、いい作品に恵まれた。

 2018年を象徴するひとりとなった志尊。そんな彼と嵐には、意外な接点があるようだ。女性週刊誌の芸能記者は言う。
「叔父にあたる宮崎歩さんは、歌手であり作詞家、作曲家、編曲もする音楽家で、ジャニーズタレントへの楽曲提供がとても多いのです。嵐だと、03年にリリースされた11枚目のシングル『ハダシの未来』を作詞・作曲しています。コカ・コーラのCMソングに起用されています。宮崎家は音楽一家で、父の尚志さん(故人)も偶然にも若いころ、コカ・コーラのCMソングを作曲しています。そんなお父さまが闘病生活を送っているとき、歩さんが『ハダシの未来』がCMソングに決まったことを報告。発売されたその年、お父さまは息を引き取っています」

 親子2代にわたって炭酸飲料のCMに携わることができたのは、不思議なめぐりあわせ。嵐はこの美談を、志尊が『VS嵐』(フジテレビ系)にゲスト出演した際に打ち明けあけられている。櫻井翔だけはかつて、歩さんから直接聞いたことがあった。

 歩さんはこれまで、古くは近藤真彦から、V6、KinKi Kids、KAT-TUN、タッキー&翼、関ジャニ∞、Hey!Say!JUMP、A.B.C-Zに至るまで、実に多くのジャニーズタレントに楽曲を提供・編曲を担当している。長きにわたって親交が途絶えない理由は、「宮崎」というブランドが大きい。

 先の父・尚志さんは、広島東洋カープの応援歌『それ行けカープ 〜若き鯉たち〜』を作曲しており、母は歌手の中野慶子さん。初代・うたのおねえさんで、あの『いぬのおまわりさん』を歌っていた。兄の道さんは、作曲家。『中央競馬 ワイド中継』のハイライト、番組タイトル曲、エンディングテーマなどを手がけている。そして、甥が志尊。世に出るべくして出たといっていい。

 昨年、ドラマ『きみはペット』(フジ系)で年上女性にかわいがられるモモ役を演じているが、これは『ハダシの未来』がリリースされた03年、嵐の松本潤が演じた役。偶然とはいえ、嵐と妙縁が多いのだ。

 これじゃ、アラシック(嵐ファンの呼称)も志尊をご贔屓しちゃうか……。
(伊藤由華)

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