内外タイムス“戦地”派遣記者のフェチ曹長であります。地獄の黙示録を愛する鬼デスクの目から逃れるべく、GW先取りで飛行機で約3時間の常夏の楽園グアムへと飛んだのだ。戦地に赴いたからには、まずは射撃の訓練をしておかねば…。
グアムの観光地タモンのメーンストリートには実弾射撃の看板が数あれど、本当に安全でリピーターが多いのが「ウエスタン・フロンティア・ヴィレッジ」だ。
毎晩酒びたりですっかりなまってしまったこの体。実弾射撃は非日常の“良い緊張感”を得られるというから、研ぎ澄まされた本能を呼び起こしてくれるかもしれない。日本では絶対にできない実弾射撃だが、打った瞬間万が一ってこともあるんじゃ!? …とビビる曹長をなだめてくれたのは山本哲男店長(57)。
「窓ガラスは米国大統領の車と同じ防弾ガラスを、的の壁は戦車と同じ鉄板を採用していますからご心配なく。さあ、どうぞ撃ってください」
曹長が選んだ銃は38口径、45口径、ショットガンの3つ。十数メートル先の人型の的は刑事ドラマに出てくる例のアレだ。初めて撃つときには小さな中心点に当てるのは極めて難しいという。
「パーンッ!!」。おいおいびっくりさせるなよ。ヘッドホンを付けているにもかかわらず、隣で撃っている人の銃声に体がビクッと反応するビビりな曹長。脳裏に「平和主義」の4文字が浮かぶ。しかし、ここまできて撃たないわけにもいかないので、腹を据えて両足を踏ん張る。ショットガンは撃つと同時に自分の肩を思いっきり蹴られたかのような反動を受けた。45口径などはもう自分がロボコップになったかのよう。
射撃終了後は的にスコアを書いて渡され、400点以上ならば自分の写真が店内に飾られる。結果は210点。まあカッコはついたなとニヤついてると「平均点以下だね。ビビりすぎだよ」と店長に笑われてしまった。トホホ…でありマス!