実は、ドッキリ系の番組はフジテレビの“お家芸”とも言え、1976年の「スターどっきり(秘)報告」以来、幾度となくドッキリ番組を誕生させてきた歴史がある。しかし、ネット上では「最初良くても後からヤラセ感出始めるからレギュラー化しない方がいい」「こういうのって、たまにやるから面白いのであってレギュラー化したら飽きる」と言った声が溢れているようだ。
さらには、時代錯誤という声も多く、「ドッキリとかマジで不愉快だし全然面白くない。懐かしの映像で流れる時も笑うより引いちゃう」「受けた方は苦笑いをして我慢しなければならないし、マジギレすれば度量がないと非難される。ただのいじめでしかない」など、いじめとドッキリを紙一重だと捉える人も少なくはないようだ。
「コンプライアンスにうるさい昨今、このような番組を登場させ、面白いものが作れるのかは疑問です。また、TBSには同じようなテイストの『モニタリング』があり、被っているとの声も多いようです。今回のフジの番組も『モニタリング』と同様、家族で楽しめる企画も入れたようですが、これまでの芸能人が芸能人を騙すという路線も捨てていないため、どの層をターゲットにしているのかイマイチ微妙。もう企画もネタ切れなのかなと思ってしまいます」(芸能記者)
また、テレビでわざわざドッキリを見る人も減少している。
「最近ではユーチューバーが過激なドッキリを展開していたりするので、リアルなドッキリを観たいという人はそちらを観る。芸能人が出ることはあまりありませんが、テレビでは見られない本気さがあるので、テレビでやるドッキリはやらせっぽいと思わざるを得ませんよね」(前出・同)
同じく東野がMCを務めた前番組が5か月で打ち切りになっただけに、同じ失敗は繰り返して欲しくないものだが…。