安倍は「彼女を長く知っている分…この思いを言葉にして書くことが出来なかったのが正直なところです。」「これからもモーニング娘。を、かわいい後輩達、そしてOGメンバーをどうぞよろしくお願い致します。」と率直な思いをつづった。
その一方、当事者である吉澤ひとみは10月2日未明に自身のブログを跡形もなく削除。前所属事務所との契約も解除し、すでに一般人となっている。削除するのは個人の自由ではあるが、結果的に記者会見を開くこともなく、ファンに直接謝罪せず引退する形となったことに「敵前逃亡では?」「きちんと説明して芸能生活を終えて欲しかった」と批判する声が続々と上がっている。
今回の吉澤の事件に関しては10月1日、前述の安部のほかに初代リーダーの中澤裕子、辻希美を合わせ、計3人がコメントを発表した。
吉澤が何も語らない以上、今後もモー娘。OGたちの謝罪コメントは続くと思われるが、そうした状況に一部からは「いつまでもOGに頼りすぎ」「吉澤と接点のなかったメンバーもいつか謝罪させられるのではないか」との予測もある。現メンバーやOGの「自粛ムード」は2018年いっぱいまで続くのではないか、と推測されている。アイドル事情に詳しいという芸能ライターはこう語る。
「吉澤さんが逮捕された時、彼女の肩書きは『元モー娘。メンバー』で統一され、大々的に報じられてしまいました。そのため今、世間ではモーニング娘。のイメージが落ち、OGを含めたメンバー全員が吉澤さんの件を無視できなくなってしまいました。彼女らは行く先々でマスコミから吉澤さんに関するコメントを求められているようです。この傾向は世間が事件のことを忘れるであろう年末まで続くのではないでしょうか」(某芸能ライター)
また、モー娘。の育ての親でもある音楽プロデューサーのつんく♂は10月2日、自身のブログを更新。「自分の人生を充実させながら、自分の人生に責任を持ってしっかり生きてほしい」と、吉澤へのエールともとれるコメントを発表した。
しかし、直接的に吉澤について言及しているわけでもなく、騒動は収束には至っていないよう。関係者はしばらく吉澤の愚行に悩み続ける日々となりそうだ。