インタビューのなかで宮根から「ガンガンやりすぎてしまったという意識がないですか?」と問われた豊田議員は、「自己肯定感がないのが原因」「家庭環境がどうだったかというのがある。家業が傾いて経済的に苦しいときがあった。頑張らなければ自分はダメだし、認めてもらえないと思う」と説明する。
そのうえで「認められたいと一心で周りを顧みなかった自分が居た」「私のやろうとする量が大きいので身近な方への配慮が十分でなかったし、あれもコレもやろうとして無理が生じた」などと暴言に至った原因を分析。
そして今後の身の振りについては、「国会議員を続けたいと思っている」としたうえで、「地元に戻ってお詫び行脚をしている」と発言。議員を続けていく意向を示す。
そんな豊田に対し宮根は「どうかしたと言われると国会議員の資質って言われちゃうと思う」と厳しい声を投げかける。そして宮根は、「豊田真由子はダメなやつ。アホなやつ。脇の甘いある意味カチンとなっちゃう人間やと思って発見できたわけじゃないですか。ダメなやつからスタートしましょうよ」と声を掛ける。
すると豊田議員は謝罪したうえで目に涙。当人としてみれば、一応の謝罪と涙を見せることで、「禊」としたかったようだ。
しかし、スタジオのコメンテーター陣は厳しい指摘。とくに木村太郎は痛烈で、「この人はダメだと思う」「自分の使っている人、目下への態度が悪い。育てるという意識がない」とバッサリ斬る。
また、ネットの声も厳しく、「どうせ腹の中でこのやろうと思っている」「二重人格なのでは」など、非難の嵐。さらには「安倍総理が解散をほのめかしたから出てきたのではないか」の声もでるほど。
いずれにしても、今回のインタビューで一連の騒動を「許そう」と考える人が極めて少ないことが露呈された。
「エリート官僚から国会議員になりタンマリ稼いでおいて、今更暴言の理由を過去の家庭環境にすり替えるのは無理があります。
『安倍総理が解散をほのめかしたからインタビューに出てきた』と言うのは、さすがにこじつけだと思いますが、結果的に放送がそう思われるようなタイミングになってしまったのは事実で、彼女としてはツイてなかった。
今回の反応を見れば次期選挙は諦めたほうが賢明ですが、おそらく出る気なのでしょう」(政治ライター)
議員を続け、次期選挙にも出馬することに「違うだろ」と怒鳴りたくなる人は、多いかもしれない。