女性は6月19日〜8月18日の間、3回に渡って西宮市にある元交際相手の男性の自宅に押し掛けた模様。同署によると、6月に男性から「復縁を迫る(女の)電話を着信拒否したら家に来るようになった」と相談を受けていたという。その後、同署は女性に口頭で警告していた。
2人は交際していたが、数か月前に別れていたようだ。警察の調べに対し、女性は「たまたま行っただけ」と容疑を否認しているという。
この事件について、ネットでは「たまたま自宅へ寄っただけって…言い訳になってない」「ホストに捨てられたのかな。いい歳だし後戻りできないかも」「51の女捨てるとか男の方もひどいな」と、報道された男女どちらにもあきれ声が上がっている。その他、「元って事は一度は付き合ってたのか」「年齢差あるけど普通に恋愛のもつれってことだよね?」と、年齢差のある交際関係そのものに驚いた人も見受けられた。
年齢差の大きいストーカー被害で、過去には物理的なつきまといではない行為で逮捕されたケースもある。2015年、51歳の男性が14歳の女子中学生に無料通信アプリ「LINE」でメッセージを送り、ストーカー規制法違反の容疑で逮捕された事件だ。女子中学生の姉を介して、「妹かわいいな」などのメッセージや入浴時間、女子中学生の体に関する質問をLINEで数十回に渡って送信したことが、“つきまとい行為”の容疑に該当。男性は女子中学生の母親と知り合いだったという。
2013年に改正された「ストーカー規制法」では、電子メールによるメッセージ送信は規制対象となっているが、LINE・Facebookに代表されるSNSは含まれていない。しかし、同法の“つきまとい行為”である「その行動を監視していると思わせるような事項を告げ、またその知り得る状態に置くこと」「その性的羞恥心を害する事項を告げ、もしくはその知り得る状態に置き、またはその性的羞恥心を害する文書、図画その他の物を送付し、もしくはその知り得る状態に置くこと」という2点に該当するとして逮捕に至った可能性が高いと見られている。
LINEの事件は男性に下心があったと考えられるが、当事者は純愛と思っていても相手にとっては迷惑行為となるケースもあるだろう。年の差があるなしにかかわらず、分別のある大人の行動が求められる。