オフィス北野は2018年3月末に看板タレントであるビートたけしが退社し独立。たけしが退社した理由に関しては様々な原因が噂されているが、森社長とたけしの間で、所属タレントのギャランティー問題やマネージャーの厚遇問題などが大きかったとされている。
たけしが退社してから約8か月、まさに怒涛の展開となっているオフィス北野問題だが、今回、森社長が退社する背景には、たけしによる「森外し」が成功したと見る業界関係者も多いようだ。芸能プロダクションの事情に詳しい人物はこう語る。
「オフィス北野の発足の始まりは、たけしさんのフライデー暴行事件によって仕事を失ってしまった自分の弟子『たけし軍団』の食い扶持を確保するために、森さんとたけしさんが組んで設立した会社でした。現在、森さんがたけしさんと喧嘩別れしている状況ではありますが、たけしさんにとってはやはり、たけし軍団は我が子も同然。最終的に裏切ることはできず、年内に森さんを追い出した後、オフィス北野に舞い戻ってくるのではないかと噂されています」(某週刊誌記者)
現に、オフィス北野はマネージャーや一部タレントなど人材の流出はあったものの、現在までたけしが独立する以前のTBSの目の前にある赤坂の事務所は立ち退いていないほか、多くの株式もたけしが今も所有しており、森社長の所有していた株式の一部をたけしが買い直し、たけしが再びオフィス北野の主導権を握るのではないか、と噂されているのだ。
遠かれ近かれ、森社長のオフィス北野の退社は決定的であり、たけしとたけし軍団側は、本来の「部外者」である森社長を追い出すことになるのは決定的と見られている。果たして、オフィス北野の来年はどんな未来が待ち受けているのだろうか…。