また、同じくゲストで登場したダレノガレ明美は、引っ越した後、コンビニから自宅に帰るまでの間に別々の男に2回つきまとわれたと語り、「猛ダッシュで逃げると猛ダッシュで追いかけてくる」と、その執拗な行動を語った。
「この丸山とダレノガレのエピソードは、この日同番組で紹介された、関ジャニ∞・大倉忠義が一部ファンから悪質とも思えるつきまとい行為を受けていたことを、自身のブログで告発したというニュースを受ける形で出たものです。大倉も、勝手にバッグに何かを入れられたり、プライベートの食事中もそのファンが横にいたりと精神的苦痛を負っていたそうです」(芸能ライター)
だが実は、こうした事例の他にも、タレントが狂信的なファンからストーカー・付きまとい行為をされてきたケースはかなりあるという。今回はその一端を明かしていこう。
やはり多いのがアイドルへの執着だ。南野陽子はある番組で、ファンが勝手に婚姻届を提出したことを回顧している。話によればある日、パスポート取得のため、戸籍謄本を取り寄せると、見知らぬ男性と結婚していた事実が分かったのだ。調べると、彼女のファンが結婚に必要な個人情報を調べ上げ、勝手に婚姻届を提出してしまったらしい。裁判所に訴えて無効の手続きをするも、彼女には離婚歴が残ってしまったそう。
また、どう調べ上げたのか自宅に侵入してくるファンも。さとう珠緒は2000年頃の話として、起床すると足元に知らない男性が立っていたという。「出て行って」というと、すんなり従い出て行ってくれたと言う。ところが、警察を通して指紋を採ってもらうと、その男は今までに何回も彼女の家に入っていたというのだ。
このように見て行くと、男性タレントに対する女性ファンのほうがエスカレートする傾向があるのだろうか。
スピッツ・草野マサムネのとある女性ファンは、ライブで彼と目が合ったことでなぜか彼氏だと勘違いしてしまったらしい。すると、スピッツの公式サイト宛に自身の局部画像と思われる写真をメールで送り付けるばかりか、彼の自宅を突き止め、郵便物を漁ったり、近隣住民に草野について聞き込み。これを10年以上の長きにわたって続けてきたことが後に判明している。
芸能人は「公人」と言われ、プライベートをさらすのも仕事のうちともされている。だが、それを「愛」ゆえに拡大解釈し、妄信的になってしまうファンたち。何らかの規制をかけるべきという議論も聞こえるが、芸能人はなすすべなく、悩むしかないだろうか。