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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(2/10東京・2/10京都)

 先週取り上げた新馬2頭。東京デビューの注目馬・シルヴァーグレイスは、各馬ばらばらっとしたスタートの中、まずまずのスタートを切ると、好ポジションを取るためにスタート直後若干押し、スッと出て好位4番手。折り合いも付きレースの流れに乗る。抜群の手応えで直線に入り、徐々に仕掛け加速し始めるが、内にもたれてなかなかスピードに乗りきれない。残り50mあたりからようやくスピードに乗るが3着まで。レースセンスは抜群で、次走は勝ち負け必至。京都デビューの注目馬・デニムアンドルビーは、スタート今一つで後方の位置取り。すんなり折り合いも付き流れに乗る。道中はじわじわと上がって行き、4コーナーでは内から5頭目くらいのところを通り直線は大外に出される。トビが大きくフットワークの良い走りで先頭を猛追するも1/2馬身届かず2着。スタートの遅れや通ったコースを考えると、一番強い競馬をした。こちらも次走は勝ち負け必至。

 今週の東京デビューの注目馬は、2月10日(日)第6Rダート1600m戦に出走予定のダブルウォー。馬名の由来は「父の倍活躍できるようにとの願いを込めて」。牡、鹿毛、2010年1月15日生。美浦・戸田博文厩舎。父ウォーエンブレム、母キュー、母父French Deputy。生産は白老町・社台コーポレーション白老ファーム、馬主はキャロットファーム。クラブ法人・キャロットクラブの募集馬で総額4000万円。半兄には2008年セイウンワンダーが勝った朝日杯FS(GI)で3着し、2009年共同通信杯(GIII)を勝ったブレイクランアウト(父Smart Strike)や、同じく半兄で芝1600m以下で3勝を挙げ、本馬と誕生日が同じエアネド(父ディープインパクト)がいる。本馬と兄たちの共通点は、ボリュームのある発達した張りのあるトモ。肩から胸前の前駆の発達が良くムキムキマチョ。しっかりとした腹袋の持ち主で、精神的に強そうな顔つき。掻き込むような走法や馬体からダートの中距離が合いそうだ。なお、鞍上には岩田康誠騎手を予定している。

 京都デビューの注目馬は、2月10日(日)第5R芝1800m戦に出走予定のコメットシーカー。馬名の由来は「新彗星の発見を目的として作られた望遠鏡」。牡、鹿毛、2010年5月2日生。栗東・藤原英昭厩舎。父ディープインパクト、母ガヴィオラ、母父Cozzene。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。クラブ法人・キャロットクラブの募集馬で、総額はキャロットクラブ今世代最高価格の7000万円。半兄には2012年のレパードS(GIII)で5着に入り、現在ダートで2勝を挙げているメテオライト(父アグネスタキオン)がいる。兄はダートで力を発揮しているが、本馬は父がディープインパクトに替わり全体的に柔らかさがあり芝向き。繋ぎは程良い角度をしており、クッションも効いている。頭の良さそうな顔つきをしていて、鞍上との意思疎通がしっかり出来そう。トモにはまだ緩さが見えるが、良質な柔らかい筋肉をしておりキレのある脚を使いそうだ。背中はやや長めで中距離くらいが良さそう。なお、鞍上には福永祐一騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜日掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」も担当している。

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