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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(1/13中山・1/12京都)

 年が明け、クラシックへ向けてますます盛り上がりを見せる3歳戦。年明けデビューでクラシックを制した馬は、皐月賞が98年セイウンスカイ、02年ノーリーズン、ダービーは96年フサイチコンコルド、00年アグネスフライトが。桜花賞は93年ベガ、95年ワンダーパヒューム、オークスは93年ベガ、94年チョウカイキャロル、95年ダンスパートナー、98年エリモエクセル、00年シルクプリマドンナ、01年レディパステル、06年カワカミプリンセスと、ざっと20年振り返ってみてもこれだけの年明けデビュー馬がいる。これから取り上げる注目馬の中にもクラシックホースがいるかもしれないので今後もお見逃しなく。

 今年最初の注目馬は、1月13日(日)中山第6R芝1600m戦に出走予定のフィールフリーリー。馬名の由来は「感じるままに」。牝、栗毛、2010年2月6日生。美浦・国枝栄厩舎。父アグネスタキオン、母ミスベルベール、母父Bering。生産は千歳市・社台ファーム、馬主は吉田照哉氏(社台オーナーズの募集馬で総額2500万円)。母の仔はこれまで6頭デビューしているが、その内5頭が勝ち上がっており、しかも全馬2勝以上を挙げている。中でもアグネスタキオンとの相性が良く、全兄に3勝を挙げたベルジュールや、08年阪神ジュべナイルフィリーズでブエナビスタの2着に入ったダノンベルベールがいる。馬体を見てみると、真っ先にボリュームのある発達したトモへ目が行く。父に似て良質な筋肉がバランスよく付いている。全体を見てもがっしりとしたアスリートのような体つきをしており、マイルがベストのスピード馬といったところ。キレよりも長く良い脚を使うタイプ。調教も入念に乗り込まれており、初戦から力を発揮できそうだ。なお、鞍上には田中勝春騎手を予定している。

 京都デビューの注目馬は、1月12日(土)第6R芝1600m牝馬限定戦に出走予定のアティトラン。馬名の由来は「中米グアテマラのソロラ県にある湖名」。牝、鹿毛、2010年1月21日生。栗東・清水出美厩舎。父チチカステナンゴ、母プリンセスミラクル、母父フジキセキ。生産は浦河町・社台コーポレーション白老ファーム、馬主はキャロットファーム。クラブ法人・キャロットクラブの募集馬で総額1400万円。半兄に北海道2歳優駿(JpnIII)で4着に入ったシヴァルリー(父シンボリクリスエス)がいる。本馬は肩の筋肉が発達しており、前のかき込みが強い。繋ぎはクッションが程良く効いており、芝でもやれるがダートの方がベターか。胴がやや詰まっていることや、繋ぎが短く回転の速い走法から距離はマイルがベスト。こちらはキレで勝負するタイプ。調教は強めの本数も多く、しっかり乗り込まれている。なお、鞍上には藤岡佑介騎手を予定している。(出馬投票の状況によっては、1月13日(日)京都第6R芝1800m戦へ回る可能性あり)

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜日掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」も担当している。

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