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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(12/23中山・12/23阪神)

 先週ピックアップした2頭。中山デビューの注目馬・シュペトレーゼは、スタートで出遅れ後方からの競馬。道中は中団よりやや後方の位置取りを進むが、途中狭くなるところがあり力んでしまう。3、4コーナー中間から仕掛け始め、1番人気のインナーアージと共に良い脚で上がって行く、坂に差し掛かると脚が鈍ってしまうが、脚が上がったわけではなくトモが緩いためにそう見えただけ。それでも勝ち馬から0秒6差とそれほど負けていない。トモが緩い状態でこれだけ走れるのであれば、パンとしてくれば非常に楽しみな馬である。中京デビューの注目馬・モンシュシュは、スタートで半テンポ遅れたが、すぐに巻き返し好位4番手の位置取り。道中はスムーズに折り合い流れに乗る。流れが速くなった時もなんなく対応し、余裕の手応えで最後の直線へ。追い出されると弾むようなフットワークで前を捕らえ、2着に0秒4差をつけて1着。ゴール後もまだ余力があり、上のクラスでもすぐ勝ち負け出来そう。センスが良く今後も期待したい。

 今週の中山デビューの注目馬は、12月23日(日)第4Rダート1800m戦に出走予定のリアルエンブレム。馬名の由来は「真の紋章」。牡、鹿毛、2010年4月1日生。美浦・久保田貴士厩舎。父ウォーエンブレム、母サルヴァドール、母父サンデーサイレンス。生産は新冠町・社台コーポレーション白老ファーム、馬主はサンデーレーシング。クラブ法人・サンデーサラブレッドクラブの募集馬で総額2800万円。半兄にはダートで5勝を挙げ、OPまでいったオウロプレット(父ワイルドラッシュ)がいる。肩から上腕にかけて上質の筋肉が付いており、腹袋もしっかりしている。トモは丸みを帯びており幅がある。繋ぎが立ち気味ということも加味して、全体的な印象としてはパワータイプなのでダートが合うだろう。蹄の感じからは馬場が渋っても良さそうだ。入厩してからは馬也中心ではあるが、入念に乗り込まれており初戦から期待出来る。なお、鞍上には田辺裕信騎手を予定している。

 阪神デビューの注目馬は、12月23日(日)第5R芝1400m戦に出走予定のヒドゥンブレイド。馬名の由来は「隠れた刀」。牡、黒鹿毛、2010年4月17日生。栗東・小崎憲厩舎。父シンボリクリスエス、母クロースシークレット、母父Stom Cat。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はシルク。クラブ法人・シルクホースクラブの募集馬で総額1800万円。近親には2001年プリークネスS(GI)やベルモントS(GI)を勝って米2冠馬となり、同年の米年度代表馬に輝いたPoint Givenがいる。本馬はすらっとした脚長の馬体をしており、胴も長めで中距離が適距離か。各パーツの筋肉は良く、特に上腕や肩の筋肉はオッと思わせるものがある。脚長ではあるがバランスの良い馬体をしている。シンボリクリスエス産駒は、脚長のすらっとしたタイプでもサクセスブロッケンのようにダートで力を発揮するタイプが多く、判断が難しいところではあるが、本馬も例に洩れず芝よりはダートの方がベターだと思われる。なお、鞍上には藤岡佑介騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜日掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」も担当している。

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