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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(2/2東京・2/3京都)

 先週は当コラムでピックアップした2頭が両馬共に見事1着。今週も楽しみな逸材がいるのでお楽しみに。まずは先週の回顧から。東京デビューの注目馬・ロジプリンセスは、反応良くスタートを切り、折り合いを付けながら5番手の位置取り。スローペースでもすぐに折り合いが付きじっくりと脚を溜める。直線に入ると抜群の手応えで持ったまま先頭に並びかけ、残り300mあたりから追われるとスッと反応し、あっという間に先頭に立ち最後は流して2馬身1/2差の完勝。今回は馬込みに入ることもなくスムーズな競馬だったこともあるが、それにしても余裕の勝利。馬体にもまだ余裕があり、仕上がった時の走りはどれほどのものなのか楽しみである。京都デビューの注目馬・メイショウツバクロは、 好スタートを切ると内の馬の出方を見つつハナを切る。道中は平均ペースでレースを進め、楽な手応えで最後の直線へ。ムチを一発入れられるとすぐさま反応し、サッと後続を引き離すと最後は流して1着。ここでは能力が抜けていた。上のクラスでも即通用。

 今週の東京デビューの注目馬は、2月2日(土)第5R芝2000m戦に出走予定のシルヴァーグレイス。馬名の由来は「母名の一部+優美」。牝馬、鹿毛、2010年3月4日生。栗東・須貝尚介厩舎。父ハーツクライ、母シルヴァーカップ、母父Almutawakel。生産は千歳市・社台ファーム、馬主は吉田哲哉氏。母は伊1000ギニー(伊GII)やブエナヴィスタH(米GII)など重賞4勝を含む全8勝を挙げた活躍馬。今年の3歳牝馬は父ハーツクライ産駒の当たり年で、本馬もその流れに乗るだろう。均整の取れた牝馬らしい馬体をしており、腰回りがしっかりしている。完成はまだ先になると思うが、トモにもしっかりとした筋肉が付いてきている。瞳が大きく素直な気性の持ち主。距離は中距離が合いそうだ。タイプとしてはキレで勝負するタイプ。なお、鞍上には蛯名正義騎手を予定している。

 京都デビューの注目馬は、2月3日(日)第6R芝1600m戦に出走予定のデニムアンドルビー。馬名の由来は「活発でお洒落なお嬢さんをイメージして」。牝、鹿毛、2010年1月31日生。栗東・角居勝彦厩舎。父ディープインパクト、母べネンシアドール、母父キングカメハメハ。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主は金子真人ホールディングス(株)。2010年セレクトセール当歳馬市場において4095万円で落札された。近親に2001年エリザベス女王杯(GI)を勝ち、同年のドバイWC(GI)で2着した名牝トゥザヴィクトリーや、2011年京都記念(GII)や同年の日経賞(GII)など重賞5勝を挙げているトゥザグローリーがいる。父ディープインパクト、母父キングカメハメハと昨 年のリーディングサイアーの1位、2位という現代の日本競馬の集大成といったような血統。ましてや母母は多くの活躍馬を輩出している名牝フェアリードール。いろいろな意味で注目される血統である。本馬はすらっとした丸みのある馬体をしており、トモには良質な筋肉が付いている。素直な気性をしているがしっかりとした力強い瞳の持ち主で、ディープ産駒らしく柔らかく伸びのあるフットワークをしている。距離はマイルから2000mくらいが合いそうだ。なお、鞍上には福永祐一騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜日掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」も担当している。

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