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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(1/27東京・1/26京都)

 先週ピックアップした2頭。中山デビューの注目馬・ナスノニシキは、ゲートが開く際に外側にもたれるような格好になり1馬身程出遅れるが、スーと上がって行き道中は好位4番手の位置取り。3コーナーから手が動き始め、4コーナーでは手応えがなくずるずると後退し14着。3コーナーからすでに手応えが怪しかったことから、距離うんぬんというよりも別のところに敗因があると思われる。一度使われ変わってきそうなので、次走再度注目してみたい。京都デビューの注目馬・アンジュプリエールは、好スタートから楽に2番手のポジションを取る。道中は折り合いも付きレースの流れに乗り手応え良く直線に入る。追い出されるとじわじわと伸びるが逃げた馬との差が詰まらず2着。馬体にまだ少し余裕があったこともあるが、ジョッキーのコメントや直線での伸び方を見る限り、溜めて競馬をするよりかマイペースで行かせた方が持ち味が生きるタイプであろう。次走も勝ち負け必至。

 今週から開催が変わり、中山競馬場から東京競馬場へ舞台が移る。開催変わり最初の注目馬は、1月27日(日)東京第5R芝1800m戦に出走予定のロジプリンセス。馬名の由来は「冠名+母名の一部」。牝、青毛、2010年3月6日生。美浦・古賀慎明厩舎。父ディープインパクト、母ペンカナプリンセス、母父Pivotal。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主は久米田正明氏。2011年セレクトセール1歳市場において3570万円で落札された。全兄にはデビュー4戦目でセントライト記念(GII)に出走しフェノーメノの3着に入り、菊花賞(GI)にも出走したダノンジェラートがいる。本馬は馬体重450kg程の中型サイズ。牝馬らしいすらっとした馬体をしているが、太くたくましい頸から胸前、トモにと付くべきところには良質な筋肉が付いている。繋ぎはクッションが効いており、しなやかな動き。蹄が薄く父に似ている。距離は中距離が合いそうだ。直線では極上のキレ味を見せてくれるだろう。追い切りは3頭併せでおこなわれ、抜群の動きを見せており初戦から期待できる。

 京都デビューの注目馬は、1月26日(土)第4Rダート1400m戦に出走予定のメイショウツバクロ。馬名の由来は「冠名+ツバメの異称」。牝、鹿毛、2010年3月1日生。栗東・松永幹夫厩舎。父フレンチデピュティ、母ダンシングハピネス、母父ダンスインザダーク。生産は浦河町・三嶋牧場、馬主はメイショウの冠名でお馴染み松本好雄氏。母ダンシングハピネスはミスプロ系の種牡馬と相性が良く、父アグネスデジタルで2勝を挙げた半姉アモーレヴォレや、ダートで3勝を挙げた全兄マスターコークがいる。ミスプロ系ではないが半兄に2012年京都大賞典(GII)を後方一気で勝ち、現在までに6勝を挙げているメイショウカンパク(父グラスワンダー)もいる。本馬はミスプロ系らしくパワフルで筋肉質な馬体をしており、特にトモや肩の筋肉が発達している。繋ぎが短めで胴もやや短め。全体の印象からはマイルのダート馬。なお、鞍上には石橋守騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜日掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」も担当している。

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