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奥菜恵 芸能界復帰へ

 昨年5月に芸能界を事実上引退した女優・奥菜恵が復活するようだ。きょう発売の「週刊大衆」(双葉社)で、奥菜が同社から4月に発売する自叙伝エッセー「紅い棘」を紹介しているのだ。
 同誌によると、この本では、引退騒動、サイバーエージェントの藤田社長との結婚、離婚などが赤裸々に綴られており、さらに彼女が自身を撮影したセルフポートレートが32ページ、102点収められている。

 まず気になるのは、引退騒動の真相だが、このあたりに関しては「一度、自分をリセットする必要があるのではないか…」と説明。踏み込んだ内容とまではいかなかった印象だ。
 しかし、まさに赤裸々な告白もある。12歳でドラマ「パ★テ★オ PATIO」で芸能界にデビューして以来、中学時代にダイエットのリバウンドに苦しんで、過食症に悩んだ日々を送ったこと、高校時代には孤独感、虚無感に襲われ、カッターの刃を手首に当てて弄んだり、自宅マンションから飛び降りることを考えたと、精神的にかなりヤバかったことを明かしている。
 また、過去には“魔性の女”といわれた奥菜だけに男性遍歴についても興味がわくが、「DV愛」「三角関係」といったディープな内容が書かれているようだ。
 そして、告白本の中心となるのが、元夫の藤田社長との結婚、離婚。奥菜は“セレブ婚”といわれたことに対し、「おカネのためでもなくセレブに憧れたわけでもなく、心のつながりを求めての結婚だった」と相手のリッチぶりに魅かれたのではないと断言。離婚原因については“価値観の違い”が大きかったとし、昨年、一部で報道された「10億円の財産分与を求めた」ということについては、まったくの事実無根と完全否定している。さらに2人の結婚生活に関し、藤田社長が多忙なため、夫婦間の会話がなくなてしまったことで、“空の巣症候群”(夫の無反応、無関心から起こる一種のうつ状態)になりかけたことも告白している。
 同著の発売に前後して、奥菜が女優業を再開するのかどうかは不明だが、初のハリウッド映画出演作「Shutter」がこの春全米公開、秋には日本公開が決まっている。また、同著のセルフポートレートの作者として、“小茉莉”という別名を使っているが、今後、この名を“創作人”として、写真、デザイン、演出などの創作活動を行う際、使用するという。

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