01年に米国で放送が始まった「24」は、米俳優キーファー・サザーランドが主役。架空の米連邦機関CTU(テロ対策ユニット)の捜査官ジャック・バウアーの活躍を描くストーリーで、日本でも大ブームを巻き起こした。
テレ朝では、開局60周年記念番組を制作するにあたり、世界的に大ヒットした「24」のリメイクを企画。オリジナル版を制作した20世紀FOXと2年をかけて交渉し、昨秋に許諾を得て日本版を実現させたというのだ。
「銃社会でもテロの脅威もない日本でのリメイクはどう考えても現実味がゼロ。ネットニュースが掲載されるや、コメント欄には『出演者は誰がなってもたたかれそう』、『コケることしか想像できない』など辛らつなコメントのオンパレードだった」(テレビ局関係者)
それでもネットでは、日本版の主人公が誰になるのかで大盛り上がり。これまでアクション作品をこなしてきた真田広之、西島秀俊、V6の岡田准一、小栗旬、阿部寛ら「さもありなん」といった顔触れの名前が挙がった。
発売中の「女性セブン」(小学館)によると、まず名前が挙がっていたのが堺雅人。しばらくドラマ出演がないため、テレ朝がオファーしたという。
しかし、取材を進めると、唐沢寿明に内定していることが明らかになったのだとか。唐沢はもともと東映アクションクラブ出身でスーツアクターをこなし、出演作では激しいアクションシーンを披露。おまけに、サザーランドと年齢も近いのだが…。
「決して数字を持っているとは言いがたいが、順当な人選なのでは。とはいえ、あくまでも日本版なのだから、サザーランドのイメージに近づけなくてもいいのでは」(芸能記者)
果たして、唐沢がテレ朝の社運を背負うことになるのだろうか。