番組では、毎年「24時間テレビ」の放送日に「加山雄三スペシャル」が放送されている。番組冒頭、有吉は加山の微妙なモノマネで「サライ」をフルコーラスで熱唱し、さらに谷村新司のマネを続けた。オープニングトークでは、本人が本番前にラジオのスタジオで練習し、日本武道館へ向かう設定で話を進めた。ちなみに、この番組における加山の位置づけは「独立国家『光進丸』国家元首」である。さらに照英がマラソンにチャレンジしている体でリスナーから応援メールを募った。これらはもちろんジョークである。
終始、パロディモードで進んだが、番組は生放送のため、本家の様子がリスナーから報告された。そこで「『24時間テレビ』で(猿岩石の)『白い雲のように』の大合唱がはじまりました。本家がサンドリに歩み寄っています」とメールが届き、一同驚いていた。
『24時間テレビ』をめぐっては、裏番組となる『バリバラ』(NHK-Eテレ)が、昨年に引き続き「障害者はテレビを救う」をテーマに、本家を意識した放送を行い話題となった。なにかと批判も多い番組だけに、『バリバラ』とともに、有吉のラジオにも批判精神があふれていると言えるだろう。本家の終了時間にあわせて紹介されたメール「みやぞんさんが今、武道館にゴールしました。なんか嬉しそうです」など、この番組の魅力を端的に現しているといえる。ネット上では「今夜も『神回』だったな」「ラジオ聴きながら『24時間テレビ』を無音で見てると楽しめる」といった声が見られる。
有吉は今年の「24時間テレビ」出演は深夜帯の「有吉反省会」のみである。有吉の知名度ならば通しの出演打診もあるだろうが、本人は望んでいないのかもしれない。