本書について、北村は「今役者という人生を歩ませてもらっている中で、もし、役者じゃなかったら何になっていたかっていうことをモチーフに、色々な人生を生きさせてもらいました」と説明。「ファンの方にもそれを見て楽しんでもらえたら。今まで歩んでみたかった人生がたくさん詰め込まれた内容になっています」と紹介し、この日は編集長の名刺も持参。ファンにその名刺を配るパフォーマンスも。
なりたいもののひとつとして取り組んだ芸妓コスについては「これまで女装をすることはあっても、あそこまで本格的にやったことはなかった。7つある中でひとつくらい系統の違うものがあってもいいのかなって」と選んだ動機を紹介。「芸妓さんの衣装を着て、三味線にも挑戦したんです」と嬉しそうに明かすと、指導を受ける中、「女性特有の所作を感じれました」としみじみ。
「首の角度、手の角度、話しかけるときのポジションとかが形としてできあがっていて、すぐにできるモノではないと感じました。(芸妓の世界を)見れてよかったです。未知の世界でした」と北村。また、「一番テンションが上がったのはスカイダイビングでした」ともコメントし、「企画の段階で『何やりたいですか』って聞かれて“スカイダイビング”って一秒で答えたんです。やってみて損はない貴重な経験でした」と実際体験したスカイダイビングの世界を振り返ってにっこり。
カーレーサーにも扮しており、「レーサーはそういう役が来た時にどう演じるかを経験する上でもいい体験になりました。鈴鹿で実際にマシンに乗って走る経験はなかなかないのですごくいい経験になりました」と述べ、「体感としては200キロくらい出ている感じがしました。改めてレーサーの方のすごさを実感できました」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)