それ以後、完全なエンターテインメント路線をしき、第2回興行で高田延彦が総統となりモンスター軍を結成、小川が率いるキャプテン・ハッスル軍と敵対ドラマを展開した。
ハッスルが芸能界をも巻き込んでブレークしたのは2005年11月に狂言師の和泉元彌を起用した時である。同時にタレントのレイザーラモンHGを参戦させて連日ワイドショーなどで報道された。
それ以後は最強の主婦カイヤ(2006年)、M字開脚で異性ファンを悩殺したインリン、小倉優子などタレントを次々と起用していった。
ハッスル軍(小川)のハッスルポーズはプロ野球の清原和博、阿部慎之助が試合で披露し流行。さらに当時自民党幹事長だった安倍晋三が選挙の応援にかけつけた小川に勧められたハッスルポーズを決めて話題にもなった。
ハッスルは“日本プロレス界を変える”をテーマとして異次元のエンタメ・プロレスを5年間にわたり展開してきたが、“ネタ”に飽きたファンと経営難には勝てなかった。