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“とりあえず”成功のIGFにアノ有名人が喝!

 アントニオ猪木の新団体IGFが29日、東京・両国国技館大会で旗揚げ戦。ブロック・レスナーVSカート・アングルの元WWEスーパースター対決という豪華カードが無事行われ、なんとか観客動員8426人を集客した。とはいえ、今後については「夏を予定してたんですけどねぇ」(猪木)と、またも宙ぶらりん状態。依然モヤがかかったままで不穏な雲行きだが、そんなIGFに強力アドバイザーが吠えた。
 ついに猪木新団体が幕を開けた。この日、東京・両国国技館で旗揚げ戦を開催したIGF。猪木が国技館の最上段から開会のあいさつをするというコテコテの演出ではじまり、淡白で時間の短い試合が続いた。メーンでは戦前からカード発表されたかと思えば、いきなり白紙撤回されるなど、ドタキャンも噂されていたカート・アングルVSブロック・レスナーの元WWEスーパースター対決が無事行われた。
 試合はレスナーが新日本プロレスから持ち逃げしたIWGP3代目ベルトを懸けて戦ったものの、現在米・TNAで闘っているNWA王者アングルにまさかの大逆転負け。レスナーが“借りパク”したベルトがアングルの手に渡るという、なんとも微妙な結果に終わった。
 序盤からアングルを抱えあげて場外まで投げ飛ばすなど、怪力を見せ付け、終始圧倒していたレスナーだったが、渾身のバーディクトでもトドメをさせず、最後は掟破りのアンクルロック。勝負に出たが、そこに落とし穴があった。逆にアングルからアンクルロックで返され、たまらずタップ。試合後は互いに健闘を称え合い、今後の再戦を熱望した。
 メーン終了後は猪木がお決まりの「1、2、3、ダァー!」で大会を締め、興行の成功を印象付けたIGF旗揚げ戦。

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