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【DeNA】横浜スタジアムはこう変わった!観客目線レポート2019

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ラミレス監督とウィング席

 2017年から段階的に改装し、2020年のオリンピック、野球のメイン会場として使用される横浜スタジアムが、16日のオープン戦から本格運用された。昨年からどのような変更点が見られたのか、観客目線でレポートしてみたい。

 まず、ライトスタンドの外に、別棟で「ウィング席」が登場。ちょうど内野指定C席から、ライト右中間スタンド辺りまでの上部に位置する約3,500席のシートは、従来の外野席よりもやや広くなった印象で、車椅子席を含む全席にカップホルダーも付いている。最上部は横浜市の公園の規制ギリギリの高さ31メートル。実際に観戦してみたところ、東京ドームの2階席からのビューに似た印象で、グラウンド全体を見ながら観戦できる。価格も外野指定席よりも安い設定になっており、リーズナブルに観戦したいファンには人気になりそうだ。

 そのウィング席の3階には、5軒の飲食店の入った「BAYSIDE ALLEY(ベイサイド・アレイ)」がオープン。横須賀の選手寮で、選手が24時間食べられる“青星寮カレー”や、三崎の有名マグロ店プロデュースの“ベイマグロ”など、個性的なメニューが多く人気を博している。その反対側には、崎陽軒の「シウマイバー」もオープンし、“冷めてもおいしい崎陽軒のシウマイ”が、あつあつで食べられるのも魅力だ。

 また、広々としたトイレも新設され、行列も軽減された。天井も高いため、匂いもこもらず快適だ。個室には使用中は赤、空いていれば青のランプでわかるため、スムーズに使用できる工夫も見られている。

 バックネット裏の元駐車場部分に新設された、個室観覧席「STAR SUITES(スタースイート)」も完成。一般ファンというよりは、企業が接待目的で使用する目的が主。全室バルコニー付きの計30部屋は、“横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ”がサービスを担当する。広々とした屋上には、観戦エリアを用意する計画もあり、発表が待たれるところだ。

 オフィシャルグッズショップ「BAYSTORE NAIYA」は、さらに外側に「BAYSTORE HOME」として生まれ変わってオープン。史上最大の大きさを誇る同ショップの扱うアイテム数は約3000。大型モニターではゲームの行方もチェックできるので、試合中のショッピングも気兼ねなく楽しめると好評だった。

 さらに、昨年ショップのあった場所にはトイレが新設されたため、1階コンコース内のトイレが混雑していた際、上の階まで遠征する必要がなくなり、“トイレ事情”は大幅に改善された。

 来年はレフトスタンド上部にもウィング席が設けられ、一周ぐるりと回れる回遊デッキが完成されると、長い工事の終了となる。横浜のアイコンとして存在すべく、“ボールパーク”横浜スタジアムは進化を遂げて行く。

取材・文・写真 / 萩原孝弘

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