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DeNA・ラミレス監督、ドラ1上茶谷の投球にニッコリ「球速もテンポもクイックもいい」

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アレックス・ラミレス監督

 週末の3月16日と17日、大規模リニューアルを終えた横浜スタジアムに、ベイスターズが帰ってきた。

 まずは16日、ハマスタでのオープン戦第一戦のマウンドを託されたのはドラフト1位右腕、上茶谷大河。ここまで3試合の対外試合に登板し、8イニング無失点の快投を続けており、首脳陣の評価も日に日に上がっている。ソフトバンク打線を1,2回と無難に抑えるも、3回には力のある内角のボールで今宮健太のバットをへし折り打ち取ったかに見えたが、上茶谷の前でバウンドしたときにボールが戻って行ってしまう不運もあり、続くグラシアルにライトへライナーのホームランを許しプロ初の3失点。その後も1失点は許したものの、6回91球、6安打、四球1、奪三振4でまとめ上げた。

 17日には、オフに右ひじのクリーニング手術を受け、キャンプも2軍スタートで調整をしてきた井納翔一。昨年の開幕時にはセットアッパーとして期待されていたが、今年は再び先発で勝負する。千葉ロッテマリーンズを相手に初回から2三振を奪うなど、すんなりと立ち上がるも、2回には過去2回の首位打者を獲得している角中勝也にライトへヒットを許すと、鈴木大地にもツーベースを浴び1失点。しかし、結果的に許したヒットはこの2本のみで、5回71球、2安打、奪三振5の無四球で投げ終えた。

 ラミレス監督も上茶谷について、「評価は変わらない。球速もテンポもクイックもとてもいい」と笑顔。井納については、試合前から「スピードが重要。それでコンディションがわかる」と話していたが、実際に最速149キロを記録したことを喜び、「とても素晴らしいピッチングを見せてくれた」と、連日のスターターの好投を喜んでいた。

 昨年は先発陣の故障に苦しんだベイスターズだが、今年も昨年の新人王・東克樹と、3年連続の開幕投手を目指していた石田健大の両左腕が離脱中で、嫌なムードが漂っていた。しかし、この2人の右腕に目途が立ったことで、オーストラリアリーグに参戦し、何かを掴んだ感のある好調の今永昇太に、昨年の悔しさをバネに今年にかける濱口遥大の両左腕と、三浦大輔の往年の“2段モーション”で話題の飯塚悟史を加えた、5本柱が確立しつつある。残り1枠を、昨年そこそこ安定していたエディソン・バリオス、昨年6勝を挙げ17日にファームで好投した京山将弥、ドラフト3位ルーキー、大貫晋一らが争う形になっていきそうだ。

 先発陣の争いが高いレベルで出来てくれば、念願のリーグ優勝も見えてくるはずだ。残り少ないオープン戦から注目していきたい。

取材・文・写真 / 萩原孝弘

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