男は26日午前0時頃、兵庫県市川町のゴルフ場に南京錠を壊して侵入。コースの池へと向かい、網のようなもので沈んでいたロストボールを次々と盗む。その数は実に223個にも及ぶ。
同ゴルフ場では1年ほど前から扉が壊される被害があったことから、警察が警戒にあたっており、鍵が壊されていることを確認。中に入り捜査したところ、男がせっせとボールを盗んでいるところを警察官が発見し、建造物侵入と窃盗の疑いで現行犯逮捕した。
警察によると、男は容疑を認めているそう。現在のところ、動機などはわかっていないが、盗んだゴルフボールを転売する目的だったと見られており、当該ゴルフコースはもちろん、その他のコースでも同様の犯罪を重ねていた可能性が高いとみて捜査を進めている。
この奇妙な事件に、「手間がかかる割には儲からないと思う」「これだけでいくらになるのか」など、ネットユーザーも訝しげな声を上げる。また、ゴルフの知識を持つ人物からは「1個10円にしかならないと思う」「ロストボールはゴルフ練習場で使うくらいしか用途がない。骨折り損だと思う」との指摘も上がる。
さらに、「鍵を壊したことで初めてロストボールを盗んでいることに気がついたのなら、鍵を壊さなくても入れるようなゴルフ場でも盗みをしていた可能性が高い」「男がロストボールを欲しがるとは思えない。裏に韓国人グループがついているのでは」という見方を示すネットユーザーもいた。
当然のことだが、ゴルフ場へ鍵を壊し、許可なく立ち入ることは犯罪である。また、池に沈むロストボールについても所有権はゴルフ場にあり、盗むことは犯罪だ。韓国籍の男がなぜロストボールを集めていたのか、裏に組織などは存在していないのかなど、慎重に調べる必要がある。