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豪華キャストでも視聴者にウケなかった山口智子の復帰ドラマ

 俳優・唐沢寿明の妻で女優の山口智子が「ロング・バケーション」以来16年ぶりの連続ドラマ出演として注目されていた「ゴーイング マイホーム」(フジテレビ)だが視聴率が伸び悩み、かなりの苦戦を強いられている。

 「監督・脚本をつとめるのが映画監督の是枝浩和氏。是枝氏は演技派のキャストにこだわり、主演の阿部寛、山口のほか、宮崎あおい、西田敏行、阿部サダヲら大作映画の1本もできそうなキャストをそろえた。撮影も映画のようなかなり凝った手法を取り入れているが、視聴者にウケなかったようで、初回こそ話題性もあったためか13.0%となかなかの視聴率だったが、第2話が8.9%、第3話が8.4%と1ケタに沈んでいる。このまま低視聴率が続くようなら、通常のドラマであれば打ち切りだが、これだけ豪華キャストのスケジュールを押さえてしまっているので、打ち切るわけにもいかない」(フジテレビ関係者)

 「ロンバケ」は平均視聴率29.6%、ほかにも「ダブル・キッチン」、「スィート・ホーム」(いずれもTBS)など90年代前半の主演ドラマが軒並み高視聴率を記録していた山口だが、どうやら、時の流れには逆らえなかったようだ。

 「『ゴーイング』でも『ロンバケ』の時と何も変わっておらず、演技が大げさ。ヒットドラマが連発していたころならそれでも良かったが、長いブランクからの復帰作で同じように振る舞っても視聴者は“拒絶反応”を起こしてしまうのはわかりきっていたこと。若い世代は山口の全盛期を知らず、すっかり“過去の人”となってしまった」(芸能プロ関係者)

 ドラマに出ていない間、都内に自身がオーナーのセレクトショップをオープンしたものの10年3月に閉店しているだけに、山口の“ブランド価値”は確実に下がり続けていたようだ。

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